ドリップマーケティング

ドリップマーケティング(drip marketing)とは、ある程度自動化された方法で顧客と段階的にコミュニケーションを図り、成約へと進めるマーケティング手法のこと。メールやソーシャルメディア(SNS)、電話、Webサイトのコンテンツなどがコミュニケーション手段として用いられ、より適切で効果的なタイミングでアプローチできるメリットがある。

準備したメールをスケジュールに沿って配信するメールマーケティング手法「ステップメール」を「ドリップキャンペーン」と呼ぶことがあるが、ドリップマーケティングの一種である。

マーケティングオートメーション(MA)と類似しているが、ある程度成果を前提として複雑すぎない想定シナリオを設計するのがドリップマーケティングであるといえる。一方でマーケティングオートメーションは、より変数が多く動的に個別の内容を展開したり、段階の浅い顧客層に向けたエンゲージメントの獲得や把握を行ったりするという違いがある。