ハードセル

ハードセルとは、商品の特徴や機能といった情報中心で訴求する伝え方、広告、販売手法のこと。広告は機能的なベネフィットに立脚するという考えに基づき、メリットを強調して直接的に営業を行う。

アメリカの広告には、情報中心のハードセルの広告が多いとされる。

ハードセルの反対がソフトセルである。

ETL

ETLとは、Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(ロード)の略で、データ統合の中でも重要なプロセス、あるいはそのソフトウェアのこと。外部からデータを抽出し、データウェアハウスなどで利用しやすい形に変換、加工し、対象となるデータベースに書き出す一連のプロセスである。

分析やレポートツールの前処理を目的に行われる。

ルックアライク

ルックアライクとは、主にインターネット広告配信などにおいて、ある顧客層と類似したWeb上の行動傾向を示すユーザーを抽出するオーディエンス拡張のこと。既存顧客に似た新たな顧客獲得ために活用されることが多い。

ケーブルテレビなどでも、視聴傾向などからルックアライクの手法が活用されている。

セレンディピティ

セレンディピティ(serendipity)とは、偶然の出会いや出来事から新しい予想外の発見をすること、もしくはその能力のこと。何かを探しているときに、他の別の価値があるものを偶然見つけること。

セレンディピティは、身近な出来事や偶然の事象から科学的な大発見をしたエピソードとして語られることが多い。下記のような発見や発明が例に挙げられる。

  • 実験中に青カビが発生してしまった培養器からペニシリンを発見したアレクサンダー・フレミング
  • リンゴの木からリンゴが落ちるのを見て万有引力を思いついたとされるアイザック・ニュートン
  • 爆薬であるニトログリセリンの輸送中に壊れた容器の周りに詰められた珪藻土からダイナマイトの発明につなげたアルフレッド・ノーベル

「セレンディピティ」という言葉は、イギリスの小説家ホレス・ウォルポールが1954年に作った造語である。彼が幼少のときに読んだ童話「セレンディップの3人の王子(The Three Princes of Serendip)」に由来する。なお、セレンディップとは現在のスリランカのことである。

エシカル消費(倫理的消費)

エシカル消費(ethical consumption, ethical consumerism)とは、社会や環境に配慮して作られた製品やサービスを選んで購入あるいは消費すること。「倫理的消費」とも呼ばれる。

従来の利己的な消費ではなく、倫理的に製造された商品や地元企業の商品を購入したり、児童労働や動物実験を行う企業のボイコットを行ったりすることで、社会問題や環境問題の解決に貢献しようという消費行動である。消費者による商品生産者への支払いの流れを通じて生産者の活動に理論的な影響を与える「dollar voting」の一種。

エシカル消費を行う消費者のことを「エシカルコンシューマー (ethical consumer)」と呼ぶ。

「エシカル消費」が少しずつ注目される一方で、「エシカル」の明確な定義がないまま実態を伴わない宣伝や集客文句として使用されるケースもあり、基準や定義の周知が求められている。

フィージビリティスタディ(実行可能性調査)

フィージビリティスタディ(feasibility study)とは、新規事業や新規プロジェクトの実現可能性がどの程度あるかを事前に調査、検討すること。「実行可能性調査」「採算性調査」とも呼ばれる。略称は「F/S」。

フィージビリティスタディは、プロジェクトの概略計画から実際に資金調達に入る間の段階で行なわれる。調査検討の範囲は、技術調査、市場調査、コスト積算、資金調査、経済財務分析など、多岐に渡る。実施の際には、評価項目の適切な選択が重要となり、また成果指標や中間指標(マイルストーン)の明確な定義が求められる。

フィージビリティスタディの結果である報告書は、プロジェクト開発実行側の意志決定や、融資側の判断材料として重要なものとなる。

スノッブ効果

スノッブ効果(snob effect)とは、人と同じものは消費したくない、他人とは違うユニークで珍しいものがほしいという心理から、入手困難なほど需要が増加する効果のこと。スノッブは、上品ぶったり教養があるように見せかけて大衆よりも優れていることをアピールするような人のことである。

同じような製品が普及すると、所得水準の高い人を中心に、他人から自分を差別化するために希少性に対する欲求が高まる。その結果、限定品や高級品、希少品といった容易には手に入らないものに人気が集まるようになる現象である。

経済学の側面では、アメリカの経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタイン(Harvey Leibenstein)が提唱した。多くの人に支持されているという情報によってさらに支持が増加する「バンドワゴン効果」とは逆の負の外部性を持つ効果である。

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果(bandwagon effect)とは、ある製品が多くの人に受け入れられていたり、流行しているという情報が流れたりすることで、その製品への安心や満足感、支持が増加する効果のこと。「バンドワゴン」とは行列の先頭の楽隊車のことを指す。群集心理における同調現象のひとつ。

「周囲の人がやっているから」「みんなが買っているから」という理由で、他人から遅れないようにと同じ行動をとることも、バンドワゴン効果の一つである。

経済学の側面では、アメリカの経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタイン(Harvey Leibenstein)が提唱し、消費の効用への効果のうち「流行に乗ること自体が持つ効果」をバンドワゴン効果と呼んだ。

反対に、人と同じものは消費したくない、他人と違うものがほしいという心理から、入手困難なほど需要が増加する効果のことを「スノッブ効果」という。また、事前の予測で劣勢だった方に同情票が集まる効果「アンダードッグ効果」も対義語である。

ブレイン・スウォーミング

ブレイン・スウォーミングとは、複雑なプロジェクトを短期間のうちに速いペースで進行させるための手法のこと。構成要素を一つ一つ解決していくのではなく、すべての構成要素を全員で一挙に処理をして、プロジェクトをデザインする。Brain Swarming。

プロジェクトのすべての構成要素を例えば紙やホワイトボードに列挙し、チームでディスカッションするなどして、発案、修正、選定して複数の要素をダイナミックにぶつけ合い、新しい要素を誕生させる。

各要素が複雑に関係し合っている場合、一つ一つ処理しても時間がかかり、また違和感のある解決法が生まれやすい。それを回避するために、短時間で俯瞰しながら要素をかき混ぜて、プロジェクトを進めていくプロセスである。

CoE(センター・オブ・エクセレンス)

CoEとは、「Center of Excellence(センター・オブ・エクセレンス)」の略で、「重要なテーマのノウハウや人材を集約した、組織を横断する部署、ユニット、研究拠点」といった意味で用いられることが多い。横断組織、中央組織、横断基盤のこと。

価値の高いテーマのノウハウや人材を組織内に不用意に点在させるのではなく、横断組織に集約してどの部門からもアクセスできるようにすることで、より強力な推進力やコミュニケーション向上が期待できる。

もともとは大学などの教育機関における、優秀な人材と最先端の設備環境を集約した世界的研究拠点を指していた。近年では、ビジネスやITの領域でも、人材やノウハウ、ツールなどを集約した横断組織を「CoE」「センター・オブ・エクセレンス」と呼ぶことが増えている。