市場に関するキーワード(71件)

産業の集積効果(集積の経済)

産業の集積効果(industrial agglomeration)とは、特定の地域に企業が集まったり近い業態の店舗が集中したりすることで得られる経済的な恩恵のこと。「集積の経済」。都市の地域経済の発展や生産性向上に重要な役割を果たす。 企業が集まることで取引や連携が効率的かつ頻繁 [……]

EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)

EMEAとは、ビジネスにおいて世界の地域や市場を区分けする際に用いられる区分の一つ。「Europe, the Middle East and Africa」の略で、ヨーロッパと中東、アフリカを指す。読みは「エメア」「イメア」。 ビジネスで用いる世界の地域区分はEMEAの他にさまざ [……]

ブーメラン効果

ブーメラン効果(boomerang effect)とは、コミュニケーションの送り手の意図に反して受け手の態度が意図から反対の方向へと変わる現象のこと。依頼や説得、行為を試みた結果、相手は意図とは反対の態度や意見、結果になり逆効果になってしまうこと。外部から自由を制限されるとそれに [……]

実質所得

実質所得(real income)とは、物価や市場の変動を考慮して調整された所得のこと。額面通りの所得「名目所得」を価格指数で割ることで算出される。消費者の実質的な購買力である。 例えば、現在の100万円と100年前の100万円は物価が異なるため金額価値も異なり、実質所得として比 [……]

名目所得

名目所得(nominal income)とは、物価や市場の変動を考慮せずに、金額で表示された額面通りの所得のこと。 例えば「100万円の名目所得」を考えたとき、現在の100万円と100年前の100万円は物価が異なるため金額価値としては異なるが、名目所得としては同じ100万円である [……]

価格効果(全部効果)

価格効果(price effect)とは、他の条件を一定とした場合、財の価格の変動が消費者の財の消費に対して与える効果のこと。「全部効果」ともいう。代替効果と所得効果の2つの効果によって成り立つ。

代替効果

代替効果(substitution effect)とは、消費者の実質所得(実質的な購買力)を一定とした場合、財の価格の変動によって消費者が他の財の購入に移行して消費の「代替」が起こる効果のこと。 例えば財Aの価格が上がった場合、消費者の実質所得(実質的な購買力)は変わらないため、 [……]

所得効果

所得効果(income effect)とは、消費者の名目所得(額面通りの所得)を一定とした場合、財の価格の変動による消費者の実質所得(実質的な購買力)の変化が、消費者の財の消費に対して与える効果のこと。 例えば財の価格が下がった場合、消費者の実質所得(実質的な購買力)は増加するた [……]

財布内シェア(ウォレットシェア, share of wallet)

財布内シェア(share of wallet, SOW)とは、顧客の特定カテゴリー商品への支出金額における特定企業やブランドの商品の割合のこと。自社商品が競合商品と比べてどの程度の支持を獲得しているかというものである。市場における顧客獲得シェアの側面というよりも、顧客におけるロイ [……]

ビッグマック指数

ビッグマック指数(Big Mac index)とは、2つの通貨間の購買力平価を比較するために簡易的に用いられる経済指数のこと。世界的なハンバーガーチェーンであるマクドナルドの商品「ビッグマック」のアメリカドル建て価格を比較して、為替レートの水準を推計する指標である。イギリスの経済 [……]

トリクルダウン理論

トリクルダウン理論(trickle-down effect)とは、富裕層がさらに富めば、投資や消費などの経済活動が活性化して、したたり落ちるように低所得層を含む広い層にもその恩恵が及ぶと主張する経済理論のこと。大企業や高所得者向けの経済政策を実施すれば結果として経済全体が良くなる [……]

イノベーションのジレンマ

イノベーションのジレンマ(innovator’s dilemma)とは、業界の市場シェアを大きく占めるような大企業が、既存顧客の需要に対応して製品の品質や技術の向上に注力した結果、新しい市場の需要に気付けずイノベーションの遅れを取り、その結果、新興企業に市場を奪われて経営環境が悪 [……]

Time to Market (TTM)

Time to Market(タイムトゥマーケット)とは、製品が企画されてから市場に投入されるまでの時間のことを表す。製品化に要する時間、製品の市場投入時間のこと。略称は「TTM」。 自社の製品の発売時期が早ければ早いほど、競争優位を保ち市場シェアの拡大につなげることができる。特 [……]

管理価格

管理価格(administered price)とは、商品やサービスの価格が需要と共有のバランスや市場経済によって決まる前に、その市場に対する支配力を持つ少数の企業によって人為的に設定された価格のこと。カルテルによって操作される価格とは異なり、他の企業も追随するため、一定の期間そ [……]

アテンションエコノミー(関心経済)

アテンションエコノミー(attention economy)とは、情報過多の社会において人々の「関心や注目の獲得(アテンションの獲得)」が経済的価値を持ち、貨幣のように交換材として機能するという概念、状況のこと。貨幣経済に対しての「関心経済」。 経済の発展とコンピューターの発達と [……]

出口戦略(イグジット)

出口戦略(exit strategy)とは、大きな損失が見込まれるために市場や経営から撤退する際、できるだけ損失を最小限にして撤退するための戦略のこと。もともとは戦時中に軍や人命などの損害を最小限にして撤退するための軍事的な作戦のことだったが、経営や経済、投資などの領域でも用いら [……]

ペネトレーション・プライシング(市場浸透価格戦略)

ペネトレーション・プライシング(penetration pricing)とは、新製品を市場に投入した初期に低価格を設定し、早期に市場シェアの獲得を目指す価格戦略のことである。低価格で競合他社から顧客を奪い、販売量の最大化を図るというものである。「市場浸透価格戦略」ともいう。 価格 [……]

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント (PPM)

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(product portfolio matrix [PPM], Boston matrix, growth share matrix)とは、企業戦略において、どの事業領域に自社の経営資源を最適に分配すれば良いのかを判断するための考え方、フ [……]

GTM戦略 (Go-To-Market戦略)

GTM戦略(go-to-market strategy)もしくはGo-To-Market戦略とは、企業が新製品を投入する際に計画するアクションプランのことで、どのように顧客にアプローチして営業活動やマーケティング活動を展開していくかを取りまとめたもの、あるいはその概念のことである [……]

シュリンクする

「シュリンクする」とは、英語で「縮む、縮小する、圧縮する」などを意味する「shrink」に由来する言葉で、物事やプロジェクトの規模が縮小したことを表す日本のビジネス用語である。市場規模が縮小したり、業界において地位などが低迷した様子を表したりする際に用いる。 対義語として、プロジ [……]

デ・マーケティング(ディマーケティング)

デ・マーケティング(demarketing)もしくはディマーケティングとは、「需要を喚起する活動」である通常のマーケティングとは逆の、「需要を抑制するマーケティング」のこと。企業の供給能力を超える需要があった場合などに、販売を制限したり価格を上げたり、販売促進活動を減らしたりして [……]

ハイプ・サイクル(ハイプ曲線)

ハイプ・サイクル(hype cycle)とは、登場した新興技術に対する関心や普及の度合いを、段階過程の曲線上に表した図のこと。IT分野のマーケティングリサーチ会社ガートナー社が1995年に提唱、定義し、先進技術のハイプ・サイクルを毎年発表している。「ハイプ曲線」ともいう。 縦軸を [……]

バーティカルSaaS

バーティカルSaaS(Vartical SaaS)とは、ソフトウェアの機能をインターネットを通してクラウドからサービスとして利用するSaaS (Software as a service) のうち、業界や業種を特化して「業界課題」を解決するSaaSのこと。小売業界や外食業界、医療 [……]

モメンタム

モメンタム(momentum)とは、「勢い」「弾み」を意味する英語だが、金融経済の領域においては相場の勢いや強弱を示す表現や指標のこと。現在の価格と過去の価格を比較することで、相場の中短期的な勢いを分析する。 指標としてのモメンタムは、以下の計算式で算出する。値が0以上であればモ [……]

プロシューマー(生産消費者)

プロシューマー(prosumer)とは、消費者でありながら生産活動にも携わる人々のこと。自分たちが価値があると思うものを自分たちで作ろうとする人々である。生産者 (producer) と消費者 (consumer) を組み合わせた造語。未来学者アルビン・トフラー(Alvin To [……]

キャズム理論

キャズム理論とは、イノベーター理論を前提としたとき、イノベーターとアーリーアダプターの「初期市場」への商品普及率16%が市場全体への爆発的普及の鍵を握るのではなく、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には「深い溝(キャズムの谷)」があるとした理論のこと。エベレット・M・ロ [……]

ラガード(採用遅滞者)

ラガード(Laggards)とは、市場の中で最も保守的な消費者層のこと。新商品には興味関心がなく、受け入れたくないとも考えている。市場全体の16%を占める「採用遅滞者」である。 アメリカの社会学者エベレット・M・ロジャース(Everett M. Rogers)による新しい製品の市 [……]

レイトマジョリティ(後期追随者)

レイトマジョリティ(Late Majority)とは、新商品の購入には消極的な消費者層のこと。周囲の半数が購入したり受け入れたりしているのを確認してから購入を検討する。市場全体の34%を占める「後期追随者」である。「フォロワー」とも呼ばれる。 アメリカの社会学者エベレット・M・ロ [……]

アーリーマジョリティ(前期追随者)

アーリーマジョリティ(Early Majority)とは、新商品の購入には慎重だが、すでに話題になっているものを購入する消費者層のこと。アーリーアダプターの影響を大きく受け、流行に乗り遅れることを恐れて比較的早く商品を購入する。市場全体の34%を占める「前期追随者」である。「ブリ [……]