USPとは、「独自の売りになる特長」のこと。競合他社との差別化や市場での競争優位性を保つのに、またブランディングの側面において、重要な役割を担う。「Unique」「Selling」「Proposition」の頭文字を取った略称。
アメリカのコピーライターだったロッサー・リーブス(Rosser Reeves)が提唱した。彼は1961年の著書『USP ユニーク・セリング・プロポジション (Reality in Advertising)』にて、USPを以下のように定義している。
- どのような広告も、顧客への提案でなければならない。言葉の羅列や誇大広告、見栄えのする広告ではなく、「この商品を買えば、このようないいことがある」と伝えなければならない
- その提案は、競合が提供できないものでなければならない。そのブランド独自のもので、競合が同じことを謳えないようなものである。
- その提案は、多くの人を動かす強い力を持たなければならない。新規顧客や潜在顧客の心を惹きつけなければならない。
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