ブルックスの法則(Brooks’s law)とは、「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加は、プロジェクトをさらに遅らせる」という、ソフトウェア開発のプロジェクトマネジメントに関する法則のこと。
プロジェクトに新しい人員が参画しても、貢献できるレベルにまで慣れるには時間がかかり、またその人のパフォーマンスよりもチーム内のコミュニケーションコストが上回り、結果的にプロジェクトはさらに遅延してしまう。プロジェクトは必ずしも工数の足し算で計算できるものではない、というもの。
アメリカの著名なソフトウェア技術者フレデリック・ブルックス(Fred Brooks)が、1975年に出版した著書『人月の神話(The Mythical Man-Month)』で提唱した。