ゴーストレストランとは、実店舗を持たず、電話やオンラインデリバリーで注文を受け付けサービスを展開するレストラン、飲食業のこと。無店舗型のレストラン。「ゴーストキッチン」「クラウドキッチン」とも呼ばれる。
ゴーストレストランは、飲食用の店舗やテーブルと椅子、フロアスタッフ、配達網を持たない。キッチンは必要だが、キッチンも自前で所有せずに間借りしたシェアキッチンで調理を行うケースもある。注文と配達をUberEatsをはじめとしたサードパーティのフードデリバリーサービスを利用して補い、調理を中心とした最低限のコストで運営される。テイクアウトを組み合わせる場合もあるが、店舗での飲食はできない。2010年代からニューヨークを中心に広まったとされる。
従来のフードデリバリー店と異なり、基本的には客が来訪する店舗が存在しない。店舗物件のイニシャルコスト、家賃や店舗スタッフの固定費を大きく抑制し、リスクを小さくして飲食業を展開できるメリットがある。
フードデリバリーサービスとシェアキッチンといったシェアリングエコノミーの拡大と普及が、ゴーストレストランの台頭と成長を支えている。
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