働きアリの法則(2:6:2の法則)

働きアリの法則とは、働きアリのうち、よく働くアリと普通に働くアリ、サボっているアリの割合は常に2:6:2になるという法則のこと。「2:6:2の法則」などと呼ばれることもある。

働きアリの社会からよく働く2割のアリを間引くと、残りのアリの中で再び「よく働くアリと普通に働くアリ、サボるアリの割合」は2:6:2になり、サボる2割のアリを間引いても同様になるというものである。北海道大学の生物学の長谷川英祐准教授が、長期的なアリの社会の存続に不可欠なシステムの一つだとして研究、発表している。

一方で、統計的な根拠に基づかない組織構成比の経験則として引き合いに出されることも多い。起源は諸説あり、松下幸之助による言葉とする説もある。「パレートの法則(80:20の法則)」が統計的な根拠に基づかないものとして一般に普及した際に派生した法則の一つともされる。

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