パルス型消費行動

パルス型消費行動とは、消費者がスマートフォンなどで偶然見つけた情報により瞬間的に購買意欲を刺激され、そのまま購入に至るという消費行動のこと。一定の時間をかけて購入意欲を醸成される「ジャーニー型消費行動」とは異なり、24時間常に買い物のタイミングで、趣味的商品に対する非日常的な「衝動買い」ではなく日常的な消費で見られるものである。

2019年にGoogleの日本法人グーグルが、現代の日本人の特徴的な消費行動として提唱した。「パルス消費」「パルス型消費」。

スマートフォンとネットショッピングの普及によりいつでもどこでも情報収集ができるようになり、暇つぶしに漠然と気になる事柄を調べる行動の瞬間(マイクロモーメント)が広まっていることも影響しているとされる。

パルス型消費行動に影響を与える6つの直感センサー

グーグルによれば、パルス型消費行動には6つの直感センサーが影響しており、そのときの状況や環境によって変化する。

  1. Safety(セーフティ):「より安心安全なもの」に反応する直感センサー
  2. For Me(フォーミー):「より自分にぴったりだと思うもの」に反応する直感センサー
  3. Cost Save(コストセーブ):「お得なもの」に反応する直感センサー
  4. Follow(フォロー):「売れているもの」や「第三者が推奨するもの」に反応する直感センサー
  5. Adventure(アドベンチャー):「知らなかったもの」や「興味をそそるもの」に反応する直感センサー
  6. Power Save(パワーセーブ): 「買い物の労力を減らせること」に反応する直感センサー


▲パルス型消費行動に影響を与える6つの直観センサー(「買いたくなるを引き出すために – パルス消費を捉えるヒント (2)」より)

買いたくなるを引き出すために – パルス消費を捉えるヒント – Think with Google
パルス消費につながる情報探索とは? バタフライ・サーキットと8つの動機 – Think with Google