文化に関するキーワード(104件)

NIH症候群(Not Invented Here症候群、自前主義)

NIH症候群(Not Invented Here syndrome, Not Invented Here 症候群)とは、すでに存在する製品やアイデア、研究や知識などを、外部の組織や国や会社が出自であることを理由に採用を避けたり、軽視したりすること。またはそのような風土や文化のこと [……]

iGen(iジェネレーション、スマホ世代)

iGenとは、1995年から2012年頃の間に生まれた世代のこと。スマートフォンの時代に思春期から青春時代を過ごした最初の世代で、人生のほとんどでスマートフォンの影響を受けている世代である。読みは「アイジェン」。「iジェネレーション」「スマホ世代」とも呼ぶ。 一日のほとんどをスマ [……]

多数派同調バイアス(集団同調性バイアス)

多数派同調バイアス(majority synching bias)とは、どのように行動してよいか迷ったときに周囲の人と同じ行動を取ることが安全と判断する心理傾向のこと。認知バイアスの一つ。「集団同調性バイアス」ともいう。 「多くの人がそう考えたり行動したりするのであれば、それが正 [……]

#OOTD(outfit of the day, 今日のコーデ)

OOTDとは、「outfit of the day」の略で、「今日のコーデ(コーディネート)」「今日の服装」を意味する英語である。InstagramやPinterestなどのソーシャルメディア(SNS)にて、その日の自分の着ているファッションを自撮りして写真を投稿する際などに、ハ [……]

ノブレスオブリージュ

ノブレスオブリージュ(noblesse oblige)とは、「貴族の義務」を意味するフランス語で、身分や地位の高い者はそれに相応した社会的責任と義務があるという道徳観のこと。ヨーロッパ社会において、貴族など特権的な地位にある者は富の分配や社会貢献などを自発的に果たすことが求められ [……]

亀レス(亀リプ)

亀レス(かめれす)とは、インターネット上でのやりとりにおける、亀のように遅い返信のこと。古くからメールやチャット、電子掲示板(BBS)で用いられ、近年ではTwitterなどのソーシャルメディア(SNS)でも用いられるインターネットスラング。遅さを表す「亀」と反応や返答を表す英語「 [……]

ROMる(ロムる)

ROMる(ロムる)とは、かつての「2ちゃんねる」をはじめとした電子掲示板やメーリングリストなどのインターネットコミュニティにおいて、投稿せずに閲覧のみを行うことを表す日本のスラングである。Twitterをはじめとしたソーシャルメディアや、動画の生配信などでも用いられる。そのような [……]

キャンセルカルチャー

キャンセルカルチャー(cancel culture)とは、個人や組織、思想などのある一側面や一要素だけを取り上げて問題視し、その存在すべてを否定するかのように非難すること。文化的なボイコットの一つ。 ソーシャルメディアの普及に伴い、2010年代半ばから多く見られるようになった。大 [……]

フォローバック(フォロバ)

フォロバとは、SNSにてフォローされたフォロワーを自分もフォローしてフォロイーにすること。フォローを返して相互フォローになること。TwitterやInstagramなどで用いられるインターネットスラング。英語の「フォローバック(follow back, followback)」に [……]

飛び道具

飛び道具とは、もともとは遠方の敵や目標に向けて攻撃する弓矢や銃などの武器のことだが、そこから転じて突然現れた意表を突く正攻法ではないモノや人、アイデア、ネタなどを指す。近年では武器から転じた後者の意味での使用が多い。 一見、突拍子もないアイデアのように見えるが、多くは事前に仕込ま [……]

サードプレイス

サードプレイス(the third place)とは、生活を営む場としての自宅(ファーストプレイス)、経済活動や学習を行う職場や学校(セカンドプレイス)とは異なる、第三の居心地の良い居場所のこと。カフェ、パブ、居酒屋、本屋、図書館、公園など、出会いや意見交換の場、地域活動の拠点と [……]

インターネット・ミーム

インターネット・ミーム(internet meme)とは、インターネットを通してコピーして拡散されるネタ的要素の強い画像や動画、文章などの情報のこと。一部のコミュニティで流行したもの、意図しなかった誤字が結果としておもしろかったものなどが、電子掲示板やTwitterをはじめとした [……]

Unboxing(アンボクシング, 開封の儀)

Unboxing(アンボクシング)とは、新しく入手したばかりの製品を箱から取り出す一連の行為や経験を表す英語のスラング。日本語のインターネットスラングである「開封の儀」と似た意味で用いられる。箱から取り出す様子を動画で撮影し、YouTubeやTwitterなどのソーシャルメディア [……]

デジタルネイティブ

デジタルネイティブ(digital natives)とは、生まれたときから、または幼い頃からデジタル機器やインターネットが普及した環境で育った世代のこと。 商用インターネットが普及し始めたのは1990年代半ばからであり、1980年代半ばから1990年代初頭に生まれた世代「ミレニア [……]

プライベートグラフ

プライベートグラフ(private graph)とは、ビジネス的なつながりではない私的な人間関係やその関係性のこと。特に、Web上の関係あるいはソーシャルメディア上の人間関係であるソーシャルグラフにおける、さらに細分化された関係性の一つとして指すことがある。 公な側面での関係性で [……]

シンデレラフィット

シンデレラフィットとは、本来は別の用途だったものが、両者のサイズが偶然ぴったりだったために収納に最適に使えたり、組み合わせると最適に利用できたりする様子のこと。 童話「シンデレラ」において「ガラスの靴」がシンデレラにぴったり合ったことからの引用が由来である。異なるメーカーのものや [……]

バズる

「バズる」とは、主にインターネットやソーシャルメディア(SNS)上の口コミによって一時的に爆発的な話題になり、急速に拡散される様子のこと。 ハチがブンブンと音を立てること、また人が噂で話題にすることを意味する英単語「buzz (バズ)」から派生して日本語化した表現である。もともと [……]

フリクロ

フリクロとは、古着を使ったコーディネート「古着コーデ」のこと。Instagram投稿のハッシュタグ「#フリクロ」として使用されることが多い。 フランス語で古着屋を意味する「fripier(フリピエ)」と、英語の「clothing(衣類)」を掛け合わせた造語「フリピエ・クロージング [……]

ヨルグラ

ヨルグラとは、夜遅くまで勉強やトレーニングなどの「夜活」をした報告をInstagramに投稿すること。 「夜」と「Instagram」を掛け合わせて生まれた造語。ハッシュタグ「#ヨルグラ」として使用されることが多い。Instagramだけでなく、Twitterなどでも多く投稿され [……]

モニグラ

モニグラ(morningram)とは、朝に早起きして勉強やトレーニングなどの「朝活」をした報告をInstagramに投稿すること。朝の何時からの活動を指すのかには明確な定義はないが、午前4時や5時といった朝早くからの活動に対して用いられる。 朝の「モーニング」と「Instagra [……]

ジェネレーションα(アルファ世代)

ジェネレーションα(アルファ世代:Generation Alpha)とは、2010年以降に生まれた世代のこと。ミレニアル世代の子供にあたる。アメリカの世代分類における、2000年(あるいは1990年代後半)から2010年の間に生まれた世代「ジェネレーションZ(Z世代)」の次の世代 [……]

ローコンテクスト

ローコンテクスト(low-context)とは、コミュニケーションや意思疎通を図る際に前提となる文脈や価値観が少なく、より言語に依存してコミュニケーションが行われること。「ローコンテクスト文化」や「ローコンテクストな社会」などとして使われる。 言語で表現された内容が高い価値を有す [……]

レガシー

レガシー(legacy)とは、過去からの遺産や財産や業績、世代から世代へ受け継いだもののこと。 本来はネガティブな意味合いを持たない言葉だが、「過去から使われてきた古いもの」の意味から転じて、「時代遅れのもの」「古すぎる規格」といったネガティブなニュアンスを含むことがある。この意 [……]

可処分時間

可処分時間(disposable time)とは、消費者が自分の意志で自由に使える時間のこと。1日の単位で見た場合、睡眠や食事、仕事、家事といった生活を維持するのに必要な時間を除いた、残りの時間のことである。 インターネットの普及前は、テレビや音楽の鑑賞、読書、趣味、友人と会う時 [……]

オワコン

オワコンとは、一時は人気を博するもいまは時代に合わなくなったり見捨てられてしまったりした、旬を過ぎたコンテンツに対する呼び名の一つ。「終わったコンテンツ」を略したインターネットスラングである。 当初はゲームやアニメ、マンガに対して用いられたが、その後サービスや人物に対しても用いら [……]

FF外

FF外とは、相手のSNSアカウントを自分はフォロー(follow)しておらず(自アカウントのフォロイー followeeではなく)、また相手が自分のフォロワー(follower)でもない状態を指す。読みはおそらく「エフエフがい」。主にTwitterで用いられるインターネットスラン [……]

ワンショット消費

ワンショット消費とは、ファッションアイテムなどを購入後、着用してInstagramをはじめとしたソーシャルメディアに投稿し、その後にメルカリなどのフリマアプリやインターネットで販売するという一連の消費行動のこと。あるいは、Instagramなどへの投稿後にフリマアプリで販売する前 [……]

ソーシャルグラフ

ソーシャルグラフ(social graph)とは、Web上の関係あるいはソーシャルメディア上の人間関係やその関係図のこと。 友達関係、知り合い関係、フォロワー関係などが該当する。代表的な例として、「Facebook」「Twitter」などのSNS(ソーシャルネットワークサービス) [……]

インタレストグラフ

インタレストグラフ(interest graph)とは、人の趣味や嗜好、興味関心を軸としてつながる仕組みや関係性のこと、またはその関係図のこと。モノやコト、趣味などを共通項として形成される。 料理を軸にしてつながる「クックパッド」、飲食の趣味嗜好でつながる「食べログ」、利用してい [……]

ホモフィリー

ホモフィリー(Homophily)とは、同じような属性や価値観を持つ人とつながろうとする人間の傾向のこと。ソーシャルネットワーク研究の基本的な考えの一つで、同質性とも呼ばれる。「類は友を呼ぶ」「似たもの同士」。 人は同じ属性の相手に親近感を持ちやすく、またホモフィリーの相手から影 [……]