アンラーニング(学習棄却, 学びほぐし)

アンラーニング(unlearning)とは、これまでの学習によって得た知識や価値観を意識的にいったん棄却し、新たに学習し直すこと。「学習棄却」「学びほぐし」ともいわれる。これまでに得た知識や価値観をそれはそれとして認識しつつ、一方でそれらにとらわれることなくゼロから知識や価値観を得ていくというものである。

古い知識や価値観にとらわれて判断を誤ったり、解決が困難になったりするのを防ぐことができる。不確実な環境の中で個人もしくは組織が適応、成長するためには、常に新しい視点の獲得と環境変化への柔軟な対応が必要だが、「学習」と「アンラーニング」という一見相反する行動のサイクルを繰り返すことがそれを後押しするものとして期待されている。