バラエティ・シーキング

バラエティ・シーキング(variety seeking)とは、消費者が商品を購入する際に、特定ブランドだけでなくさまざまなブランドの商品を購入しようとする行動のこと。消費者にとってブランド間の知覚差異が大きい商品、かつ低関与商材のうちバラエティに富んでいる一般消費財で起こりやすい。このような消費行動をとる消費者をバラエティ・シーカーという。

ニーズの変化やこれまで購入していた商品への不満が特になくても、消費者にとってブランドスイッチのリスクが小さければ、目新しさや多様性を求めてブランドスイッチが行われる。

アメリカの消費者行動研究者ヘンリー・アサエル氏が、「関与水準(製品に対するこだわり)」と「ブランド間の知覚差異(ブランド間の違いの理解)」の2軸を用いて消費者の購買行動を4つに分類したものの一つ。