1:5の法則

1:5の法則とは、新規顧客の獲得コストや販売コストは既存顧客への販売コストあるいは顧客維持コストの5倍かかるというもの。

新規顧客の獲得には、広告や営業、展示会やセミナーといったコストが多くかかり、利益率も高くない。ブランド・ロイヤルティの高い既存顧客の方が商品の購入やアップグレードをしてもらいやすく、新規顧客の獲得以上に既存顧客の維持と関係性構築が重要であるという考え方である。

「5倍」の数字には異なる説があり、新規顧客の獲得の方が高いのは概ね支持されているが、7倍とする説やそれ以上とするものもある。

顧客離れを5%改善すれば利益が25%以上改善するという「5:25の法則」とともに、アメリカのコンサルティング会社Bain & Company社のディレクター、フレデリック・ライクヘルド(Frederick Reichheld)が調査結果より見出したとされる。

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