正常性バイアス(恒常性バイアス)

正常性バイアスとは、異常事態に直面していながら「自分は大丈夫だろう」「たいしたことにはならない」「きっと安全だろう」と正常の範囲内であると考えて、心の平静を保とうとする心理傾向、認知バイアスの一つ。「恒常性バイアス」「正常化の偏見」。

人間が生きていく上で必要な心の働きである一方で、災害や事故の発生時や危機的な状況に遭った際に、危険や脅威を軽視したり誤報だと捉えたり、安全だと判断してしまうことで、避難や初動対応の遅れの原因となる。

河川の氾濫や火山噴火、見えないところで発生した火災など、異常事態の発生から被害発生までに一定の時間がかかる場合に、正常性バイアスは強くかかるとされる。