ブラックフライデー

ブラックフライデー(Black Friday)とは、アメリカ合衆国の祝日「感謝祭(サンクスギビング、11月の第4木曜日)」の翌日の金曜日のこと。小売店などの年末商戦(クリスマス商戦)の初日として知られる。大幅に値引きする小売店のセールに客が押し寄せて黒字になることから、この呼び名が定着したと言われる。

小売店のセールはブラックフライデー当日の早朝から始まるものだったが、ブラックフライデーが祝日ではないものの休暇になることが多く、祝日である感謝祭の日の晩からセールを始めることが増えている。

ブラックフライデーに対して、感謝祭の翌週の月曜日をオンラインショップでの年末商戦初日として「サイバーマンデー」と呼ばれる。また、ブラックフライデーとサイバーマンデーの両方の総称として「BFCM」とも呼ばれる。

日本でも、2016年頃から「ブラックフライデー」を取り込む動きが見られる。

センテナリアン

センテナリアン(centenarian)とは、100歳以上の人物のこと。百寿者。

センテナリアンには比較的「寝たきり」の人が少なく、最後まで元気な人の割合が高いと言われる。現在、国別のセンテナリアンの人数はアメリカ合衆国が最多で、次いで2番目に多いのが日本とされる。

110歳以上の人物は、スーパーセンテナリアン(super-centenarian)と呼ばれる。

ドッグフーディング

ドッグフーディング(dogfooding)とは、社員が自社製品や自社サービスを日常的に社内業務で利用すること。もしくは正式リリース前の自社製品を社内テストで積極的に使用すること。英語では「Eating your own dog food.」というフレーズでも用いられる。

その日常的な利用の中から、自社製品の試験運用やベータ版の改善を目的に、ユーザービリティ確認や問題点の発見を行う。

元々は、ドッグフード会社のセールスマンが犬用ビスケットを食べて質の高さをアピールした、というエピソードが由来とされている。また、1988年にマイクロソフト社のPaul Maritz氏が同僚に送ったEメールの件名「Eating our own Dogfood.」がきっかけで、社内にこの表現が「同社製品の積極利用」の意味として広く流通した。

パーキンソンの法則

パーキンソンの法則(Parkinson’s law)とは、もともとは「役人の組織は、実際に必要な仕事の量に関係なく肥大化する傾向がある」というもの。そこから「人間は与えられた分の時間やお金をすべて使い切る傾向があり、時間やお金の拡大は最終的に組織を腐敗させる」ことを意味する。

パーキンソンの法則は、以下で構成される。

  • 第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
  • 第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
  • 第3法則:拡大は複雑化を意味し、組織を腐敗させる
  • 凡俗法則:組織はどうでもいい物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く

イギリスの歴史学者で政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソン(Cyril Northcote Parkinson)が『パーキンソンの法則:進歩の追求』で提唱した。イギリスの官僚組織の研究から生み出された法則。

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シンギュラリティ

シンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能(AI)が人類滅亡の脅威となりうるほど進化した際に起こる出来事のこと、もしくはその地点、限界点のこと。技術的特異点。

人間が想像できないほどの超越的な知性が誕生し、従来の人類の傾向に基づく技術の進歩予測はできなくなると考えられる。

ミレニアル世代

ミレニアル世代(Millennial Generation, Millennials)とは、アメリカで2000年代に成人もしくは社会人になる世代を指す。1980年代半ばから1990年代初頭に生まれた世代のこと。M世代、新世紀世代、ミレニアルズとも呼ばれる。

インターネットが普及した環境で育った最初の世代で、幼い頃からデジタル機器やインターネットに接する「デジタルネイティブ」な世代である。情報リテラシーに優れ、ソーシャルメディア(SNS)に積極的に参加し、共同体への帰属意識が強い傾向、仲間とのつながりを大切にする傾向があるとされる。

ジェネレーションY(Y世代)、エコブーマーと同義に扱われることもある。

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純粋想起

純粋想起とは、ブランド認知率などの調査の際に、「このような製品やサービスで、頭に思い浮かぶブランド名を挙げてください」という質問に対してブランド名が挙がること。アンエイデッド・アウェアネス(Unaided Awareness)。ブランド認知の一つ「ブランド再生」と同義。

ブランド名で誘導されずに計測された認知がわかる。つまり、そのブランドが消費者のエボークト・セットの中に入っているかどうかがわかる。

これに対して、ブランド名で誘導されて挙がることを「助成想起」という。

助成想起

助成想起とは、ブランド認知率などの調査の際に、「(特定ブランド名や製品名)を知っていますか?」という質問に対して「はい」と答えられること。エイデッド・アウェアネス(Aided Awareness)。「ブランド再認」と同義。

助成想起は、ブランド名で誘導されて計測された認知であり、認知の最大面積を測定するのに適している。

これに対して、ブランド名で誘導されずに挙がることを「純粋想起」という。

ブランド・エクイティ

ブランド・エクイティ(brand equity)とは、消費者や社会全体によるブランドに対する一定のイメージのこと。ブランドが持つ無形の資産価値である。ブランドに対する一定のイメージのポジティブなもの、ネガティブなものすべてを含む。

「エクイティ (equity)」は「株式」「所有資産」などを意味するが、ブランドは有形資産と違って目に見えない。しかし、消費者による消費行動に影響を与え、企業の利益を向上し成長を支えるものとなるため、「資産」として評価するようになった。

ブランド・エクイティを構成する要素のうち、重要な要素の一つが「ブランド・ロイヤルティ(ブランドへの忠誠心)」である。ブランド・エクイティを築くための一連の活動が「ブランディング」となる。

エボークト・セット(想起集合)

エボークト・セット(Evoked Set)とは、消費者が購買行動の前に購入検討の対象として頭の中に思い出すブランドの組み合わせのこと。「想起集合」「喚起集合」「イボークト・セット」とも呼ばれる。

通常は3個~5個程度が含まれる。

消費者の頭の中には、いままでの購入経験から買ってもよいと思ういくつかのブランドの候補(エボークト・セット)があり、その中からそのとき買うブランドをランダムに選んでいる。

ブランドとして市場の上位ポジションを獲得したいのであれば、エボークト・セットの中に入らなければならない。