ツーサイドプラットフォーム(両面市場)
ツーサイドプラットフォーム(two-sided platform)とは、「売り手」と「買い手」など属性の異なる2つのグループを結びつけて仲介者として提供するサービスや仕組み、基盤や環境のこと。両者のグループにそれぞれサービスを提供するため、両者グループが互いに作用してネットワーク [……]
ツーサイドプラットフォーム(two-sided platform)とは、「売り手」と「買い手」など属性の異なる2つのグループを結びつけて仲介者として提供するサービスや仕組み、基盤や環境のこと。両者のグループにそれぞれサービスを提供するため、両者グループが互いに作用してネットワーク [……]
MAYA段階とは、「Most Advanced Yet Acceptable」の略で、「非常に先進的だが、受け入れられる段階」を意味する。人は新しいものに惹きつけられる一方で見慣れないものは受け入れにくいその臨界点を指し、その段階を越えることで魅力的なデザインにつながるという「先 [……]
イノベーション推進バイアス(pro-innovation bias)とは、新しい技術や発明、仕組みといったイノベーションは社会全体に普及するべきと過大評価してしまう心理的傾向のこと、あるいはそのような信念のこと。 イノベーションの中にはまだ欠陥や不備、脆弱性や限界などがあるにもか [……]
フォロワー(follower)とは、リーダーの補佐やサポートをしたり、あるいはリーダーの存在に追従して後に続く人や物のこと。 マーケティングやソーシャルメディアの領域では、発信力のある人(インフルエンサー)の情報を受けてから判断する人や流行の追従者、ソーシャルメディアアカウントの [……]
ハイプ・サイクル(hype cycle)とは、登場した新興技術に対する関心や普及の度合いを、段階過程の曲線上に表した図のこと。IT分野のマーケティングリサーチ会社ガートナー社が1995年に提唱、定義し、先進技術のハイプ・サイクルを毎年発表している。「ハイプ曲線」ともいう。 縦軸を [……]
キャズム理論とは、イノベーター理論を前提としたとき、イノベーターとアーリーアダプターの「初期市場」への商品普及率16%が市場全体への爆発的普及の鍵を握るのではなく、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には「深い溝(キャズムの谷)」があるとした理論のこと。エベレット・M・ロ [……]
ラガード(Laggards)とは、市場の中で最も保守的な消費者層のこと。新商品には興味関心がなく、受け入れたくないとも考えている。市場全体の16%を占める「採用遅滞者」である。 アメリカの社会学者エベレット・M・ロジャース(Everett M. Rogers)による新しい製品の市 [……]
レイトマジョリティ(Late Majority)とは、新商品の購入には消極的な消費者層のこと。周囲の半数が購入したり受け入れたりしているのを確認してから購入を検討する。市場全体の34%を占める「後期追随者」である。「フォロワー」とも呼ばれる。 アメリカの社会学者エベレット・M・ロ [……]
アーリーマジョリティ(Early Majority)とは、新商品の購入には慎重だが、すでに話題になっているものを購入する消費者層のこと。アーリーアダプターの影響を大きく受け、流行に乗り遅れることを恐れて比較的早く商品を購入する。市場全体の34%を占める「前期追随者」である。「ブリ [……]
アーリーアダプター(Early Adopters)とは、流行に敏感でこれから普及しそうな商品に目を付け、良いと判断したものを購入する消費者層のこと。発信力があり、次の層であるアーリーマジョリティやレイトマジョリティへの影響力が大きい。市場全体の13.5%を占める「初期採用者」であ [……]
イノベーター(Innovators)とは、新商品をいち早く購入する消費者層のこと。購買行動において、商品の良し悪しよりも新しさや革新性に価値を感じる。市場全体の2.5%を占める。「革新的採用者」。 アメリカの社会学者エベレット・M・ロジャース(Everett M. Rogers) [……]
イノベーター理論とは、新しい製品やサービスの市場への普及率に関する理論のこと。新しい製品やサービスが市場に普及する過程をベルカーブ(釣鐘型)のグラフで表し、受け入れの早い順に消費者を以下の5つに分類したものである。 イノベーター(革新的採用者) アーリーアダプター(初期採用者) [……]
プロダクトライフサイクル(product life cycle, PLC)とは、製品が市場に投入されてから衰退するまでの過程を生物の一生に例えて表したものである。「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つの段階で構成され、各成長段階に合わせたマーケティングが行われているかの確 [……]
アンダードッグ効果(underdog effect)とは、事前の予測で劣勢だったり不利だったりという情報が流れることで、同情によって応援や支援が増加する効果のこと。「アンダードッグ(underdog)」とは「負け犬、弱者」のことで、「負け犬効果」「判官びいき効果」とも言う。 同情 [……]
コモディティ化(commoditization)とは、市場における各社の商品の品質や特徴が拮抗し、付加価値や差がなくなって画一化してしまう状況のこと。商品の一般化、同質化、汎用品化。 市場に参入した当初は付加価値を持っていた商品が、後発品との競争や市場の成熟化、技術の標準化の中で [……]
ティッピングポイント(tipping point)とは、物事がある一定の閾値を超えると一気に全体に広まっていく際の閾値やその時期、時点のこと。 なかなか売れなかったものがある時点から急に売れ出すというように、それまで小さく変化していた物事が急に爆発的に流行、普及して社会に広まる際 [……]
クリティカルマス(Critical Mass)とは、商品やサービスの普及が爆発的に跳ね上がる分岐点、もしくはその爆発的な普及に必要な市場普及率16%のこと。アメリカの社会学者エベレット・M・ロジャース(Everett M. Rogers)が1962年に「イノベーター理論」で提唱し [……]
ネットワーク効果(network effect, ネットワークエフェクト)、もしくはネットワーク外部性(network externality)とは、製品やサービスの利用者が増えるほど、その製品やサービスのインフラとしての価値が高まること。そのネットワーク外の者にとって価値が高ま [……]
低関与商材(低関与商品)とは、消費者の思考が購買にあまり関与しない商材のこと。洗剤やトイレットペーパーといった生活消費財、スナック菓子や飲料水、ジュースといった食品など、性能や品質に大差がないものが該当する。一般的には低価格の商品が多い。 低関与商材は「どれを購入してもあまり大差 [……]
バンドワゴン効果(bandwagon effect)とは、ある製品が多くの人に受け入れられていたり、流行しているという情報が流れたりすることで、その製品への安心や満足感、支持が増加する効果のこと。「バンドワゴン」とは行列の先頭の楽隊車のことを指す。群集心理における同調現象のひとつ [……]