バイアスの盲点(バイアスブラインドスポット)

バイアスの盲点(bias blind spot, バイアスブラインドスポット)とは、自分の判断は他人よりもバイアスの影響を受けていないと思っている認知バイアスのこと。誰もが世の中にあるさまざまなバイアスや偏見の影響を受けていることを理解しながらも、自分自身についてはその影響は他人よりも少ないと思っている、というものである。

2002年に、アメリカのプリンストン大学の社会心理学者Emily Pronin(エミリー・プロニン)、ダニエル・リン(Daniel Lin)、リー・ロス(Lee Ross)らによる研究の中で発表、命名された。研究の中で行われたアメリカ在住の600人に対する調査では、85%以上が自分は平均よりもバイアスが少ないと回答している。


心の中のブラインド・スポット: 善良な人々に潜む非意識のバイアス
M.R.バナージ (著), A.G.グリーンワルド (著)
アマゾンで詳しく見る


自分では気づかない、ココロの盲点
池谷裕二 (著)
アマゾンで詳しく見る