post-truth(ポスト真実)

post-truthとは、オックスフォード英語辞典によれば、「世論を形成する際に、客観的な事実よりも個人の感情や信条へのアピールの方がより影響力がある状況」のこと。日本語では「ポスト真実」と訳される。

2010年代以降のソーシャルメディアの普及に伴い、事実か否かよりも感情的に納得できる価値観の方が支持されるようになり、それが世論を形成し始めている状況を指して「post-truth(ポスト真実)」と呼ばれる。事実は個人の意見よりも重要ではなくなってきたという論調において用いられる。

2016年、アメリカ大統領選挙ではドナルド・トランプ氏が選ばれ、イギリスでは国民投票によって欧州連合(EU)からの離脱が決まるなど、「感情的な訴えが政治に強い影響を与える」状況が多く見られ、「post-truthの時代」のようにこの言葉が多く使用された。

モンスターヘッド

モンスターヘッドとは、ニッチで多種多様な「ロングテール」な商品が生まれる市場において、口コミなど相互作用が増した状態ではロングテールの対極にある「強いヒット商品、メガヒット(=ヘッド)」がさらに巨大化する現象のこと。

インターネットによってロングテールは非常に長くなった一方で、ソーシャルメディア、SNSが普及し、「みんなが話題にしている」ことの波及力が増大化した。それにより「みんなが話題にする同じ商品」は群がるように消費され大ヒットとなり、従来の「ヘッド」はさらに大きくなる傾向にある。特にスポーツや音楽、映画などのエンターテイメント産業において顕著である。

柴那典氏が2016年の書籍『ヒットの崩壊』で紹介した。


ヒットの崩壊 (講談社現代新書)
柴 那典 (著)
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平均への回帰

平均への回帰とは、最初の試験結果が全体の平均値よりも大きく悪い結果だった対象について、同じ内容での2回目の試験を実施するとその結果は全体の平均値に近づく良い結果になるという、統計学的な現象のこと。平均回帰、回帰効果。

A/Bテストでも発生し、まったく同じテストを2度繰り返すと1度目は差が生じても2度目は差が生じなかったり、テスト開始の初期は有意差があったものが時間の経過とともに差がなくなったりすることがある。

インタースティシャル広告

インタースティシャル広告とは、Webサイトやスマートフォンアプリなどにおいて、画面やページの切り替え時や遷移時に、全画面もしくは画面を覆うように表示される広告のこと。モーダルウインドウやポップアップでの表示、もしくは独立したスプラッシュページとして挿入される。

プレスティシャル広告(Prestitial Ads)ポスティシャル広告(Postitial Ads)などの種類がある。

「この広告(ページ)をスキップする」「コンテンツを読む」といったリンクをクリックすることで、インタースティシャル広告は閉じる(あるいは本来のページに遷移する)。

インタースティシャル広告に対しては、本来の利用を妨げるというUX面での課題が指摘されており、グーグルもネガティブな評価をする方向であるとされる。

ブランド・アフィニティ

ブランド・アフィニティ(brand affinity)とは、特定のブランドに対して消費者が強い親近感を感じている状態のこと、あるいは消費者によるブランドへの親近感のこと。そのブランドに対して、友人や親戚などのように「精神的なつながり」「親しみ」を持っている状態のことである。

「親近感」のブランド・アフィニティに対し、習慣や惰性のリピートを含んだブランドへの「忠誠心」を持つ状態を「ブランド・ロイヤルティ (brand loyalty)」という。ブランド・エクイティを構成する一要素であるブランド・ロイヤルティの向上の手法の一つとして、ブランド・アフィニティの構築が挙げられる。

ページフリッカー

ページフリッカー(Page Flicker)とは、A/Bテストツールを利用してテストを実行している際、ページのロード時に一瞬だけオリジナルパターンが表示された後、テストパターンに切り替わる現象のこと。オリジナルパターンのちらつき現象。

「フラッシング」「フリッカーエフェクト」などとも呼ばれる。非同期タグを利用するA/Bテストツールで見られ、何らかの対処が必要になる。

ページフリッカーがページのファーストビューで発生する場合、ユーザーの行動や心理に影響する可能性がある。

低関与商材

低関与商材(低関与商品)とは、消費者の思考が購買にあまり関与しない商材のこと。洗剤やトイレットペーパーといった生活消費財、スナック菓子や飲料水、ジュースといった食品など、性能や品質に大差がないものが該当する。一般的には低価格の商品が多い。

低関与商材は「どれを購入してもあまり大差がない」ため、消費者は半ば無意識に、よく知っているブランドや商品を中心に、あるいは値段を判断基準として購入する。習慣的に同じ商品を買い続ける傾向があり、コモディティ化した商品では一般的にはブランドスイッチにコストがかかりやすい。

低関与商材に対して、購買時に比較、検討といった消費者の思考が多く関与する商材を、高関与商材という。

エフェメラル系SNS

エフェメラル系SNSとは、投稿内容が閲覧後や一定時間経過後に消えてしまうSNSのこと。「消える系SNS」などとも呼ばれる。

代表的なものにSnapchatやSNOWなどがある。Instagramにおける24時間で自動消滅する「ストーリーズ」機能や消える「ダイレクトメッセージ」機能、LINEにおける24時間で消えるタイムライン投稿機能も、エフェメラルなサービスである。

「炎上」を避けたり、過去ログを残したくないけれども、その一瞬を切り取ってシェアしたいという流れを受けたものと言える。

海外では「ephemeral social media」「ephemeral social networks」「ephemeral messaging」などと称される。

ジェネレーションZ(Z世代)

ジェネレーションZ(Generation Z, Gen Z, Z世代)とは、2000年(もしくは1990年代後半)から2010年の間に生まれた世代のこと。生まれたときからインターネットが当たり前のように存在する「デジタルネイティブ」な世代である。読みは「ジェネレーション・ゼット」「ゼット世代」。「zoomers」とも呼ばれる。アメリカの世代分類の一つだが、世界中で用いられる。

ジェネレーションZは、オンラインとオフラインの境界線をあまり持たず、モバイル端末によって常に「接続」「つながっている」状態を必須とする。ソーシャルメディア(SNS)への参加傾向も強く、かつ価値観の多様性(ダイバーシティ)を尊重、許容する。一方で、モバイル端末の画面を眺めている時間が長すぎるという自覚を持っていたり、企業へのデータ共有には慎重といった特徴を持つ。

日本に限定すれば、2002年から2010年に実施されたいわゆる「ゆとり教育」を受けた世代とやや一致する。

「ポスト・ミレニアル世代」、「iGen(iジェネレーション)」、2000年以降生まれという意味の「センタニアル世代(Centennials)」とも同義に扱われることもある。

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コンテンツロンダリング

コンテンツロンダリングとは、メディアなどにおいて画像や記事といったコンテンツの出典や引用元をわかりにくくするために、すでにそのコンテンツを「引用」「取得」した他のメディアなどを出典元や参照元とすること。またそうすることで、引用マナーとして本来は不適切なものを問題ないように見せかけること。

マネーロンダリングのように引用元を転々とさせることで、本来のコンテンツからの引用の識別の邪魔をし、著作者からのクレームを受けにくくしたり、自コンテンツが適切なコンテンツであると見せかける意図があると考えられる。著作権ロンダリングであり、不適切な手法。

近年ではWebメディアにおいて顕著である。キュレーションメディアを中心に、自メディアでは写真やオリジナルの記事を所有していないWebサイトが、「キュレーション」「リライト」の名の下に他のWebサイトのコンテンツを「引用」する形が多用されている。その際、特に画像において顕著だが、本来の「引用」元サイトの画像を直接利用するのはマナー上不適切なためそうせず、PinterestやTumblrといったコンテンツ共有サイトでいったん「共有」した上で、キュレーションメディアの記事ではその共有した画像を「引用」するという形を取ることがある。NAVERまとめや2chまとめのようなキュレーションサイト(まとめサイト)も、同様の引用元として利用される。