フレキシタリアン

フレキシタリアン(flexitarian)とは、植物性の食事を取ることがほとんどだが、ときには肉や魚といった動物性の食品も食べる食生活を取る人のこと。「flexible (柔軟な)」と「vegetarian (ベジタリアン、菜食主義)」を組み合わせた造語である。

菜食主義者に類似するが、一般的な菜食主義者の定義には該当しない。「セミベジタリアン (semi-vegetarian)」も同様に植物性食品を中心に時折肉を取り入れる食生活を取る人を指し、フレキシタリアンと厳密な意味の違いはない。

1992年にアメリカの新聞記者Helga Morathが記事で使用したのが最初とされる。2003年にはAmerican Dialect Societyが選出するその年の「最も便利な言葉 (Most Useful Word)」に選出されている。

MWTP(限界支払意志額)

MWTPとは、「marginal willingness to pay」の略で、製品やサービスに対して消費者が支払っても良いと考える最大の価格のこと。消費者に受け入れられる支払意思額「WTP (willingness to pay)」のうち最大の金額である。アンケート調査で得られることが多い。

製品やサービスの需要を予測する上で重要な要素の一つであり、製品の機能や価値を向上させた際にどれだけ価格が上乗せできるか、どれぐらいの価格差が妥当かを評価することができる。

ストレートニュース

ストレートニュースとは、事実を誇張することなく、また記者やアナウンサーなどの感想や意見を含まない中立性の高いニュースや情報のこと、もしくはそれらの集合体のこと(番組やメディア)。要約と客観的な事実で構成される。主に速報性の高い報道などで用いられる。

テレビやラジオなどでは、アナウンサーやキャスターが原稿を読み上げるニュースがストレートニュースに該当する。ニュースキャスターによる感想を含むもの、記者による主観的視点での署名記事やコラム、評論家による論説、社説などはストレートニュースに該当しない。

カーボンオフセット

カーボンオフセット(carbon offset)とは、人間の活動によって排出される温室効果ガスの排出量について、排出量の削減の努力をした上でその削減できない一部もしくは全部を、他の手段により直接的もしくは間接的に埋め合わせをすること。

人間の活動によって排出される温室効果ガスには、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなどがある。それらの排出量の削減を求められているが、さまざまな理由で実現できない場合、他の場所での削減活動で埋め合わせ(オフセット)をするというものである。

埋め合わせの方法には以下のようなものがある。

  • 温室効果ガスの削減活動への投資(森林育成活動への投資、風力発電や太陽光発電など再生可能エネルギーの利用)
  • 他の場所で削減された温室効果ガス排出量をクレジットとして購入

カーボンニュートラル

カーボンニュートラル(carbon neutrality)とは、地球上の温室効果ガスの排出量から森林管理などによる吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする概念のこと。「炭素中立」。

人間の活動によって排出される温室効果ガスには、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなどがある。それらの排出量を削減し、吸収量と除去量による差し引きによりその排出量を実質的にゼロにすることを世界各国は目指している。

地球の気候変動問題の解決に向けて、2015年に世界約200か国によって「パリ協定」が採択された。パリ協定では、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して2℃より十分低く抑え1.5℃に抑える努力を追求すること、そのために21世紀後半に世界全体の温室効果ガス排出量を実質的にゼロにすること(脱炭素化)を目標として定め、120国以上が「2050年カーボンニュートラル」を目標に掲げている。日本も2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言している。

reCAPTCHA(リキャプチャ)

reCAPTCHA(リキャプチャ)とは、悪意のあるボット(bot)などによるWebサイトへの攻撃や不正利用を防ぐ認証システムのこと。グーグル社が提供しており、基本機能は無料で利用できる。

Webサイトのフォームなどにおいて、自動化されたプログラムであるボットによる不正なアクセスからWebサイトを保護することができる。フォームの送信が人間によるものかボットによるものかを判別し、ボットによるものであればフォーム送信を自動的にブロックする。ログインや購入、アカウント作成などにおけるスパム対策の一つとしてWebサイトに実装される。

2007年にカーネギーメロン大学にて開発され、2009年9月にグーグル社が買収した。現在は3番目のバージョンである「reCAPTCHA v3」まで提供されている。

reCAPTCHA

フリーライド

フリーライド(free ride)とは、英語で「ただ乗り」を意味する表現である。

ビジネスにおいては、必要な対価の支払いや負担をせずに不当に利益を得ることを表す際などに用いる。他社や他ブランドの信用の利用もしくは偽装、他社の特徴的な意匠やスタイルの模倣、善意で成立しているサービスの便益目的のみでの利用などが該当する。

必要な対価の支払いや負担をせずに共有資源や公共財から便益を得る人のことを「フリーライダー」と呼ぶ。

ポッドキャスト

ポッドキャスト(podcast)とは、インターネット経由で配信、公開される音声データ、あるいはそのような音声コンテンツの配信サービスや仕組みのこと。音声版のブログ、もしくはインターネット版ラジオ番組ともいえる。ユーザーは、ダウンロードもしくはインターネットを通じて好きな時間に聴くことができる。

アップル社の携帯型デジタル音楽プレイヤー「iPod」と「放送」を意味する英語「broadcast」を組み合わせた造語である。ポッドキャストの成り立ちにはアップル社は関与していない。

かつては、MP3形式のオーディオファイルを使用しiTunesを経由してiPodをはじめとしたマルチメディアプレーヤー向けに配信されるのが主流だった。その後さまざまなポッドキャスト配信サービスが登場し、ブラウザーやアプリなどで再生できる。

音声コンテンツではあるが動画ファイルを使用するものも含めてポッドキャストと呼ぶ。またポッドキャストの音声コンテンツを配信することを「ポッドキャスティング (podcasting)」という。

シークバー

シークバー(seek bar)とは、音楽プレーヤーや動画プレイヤーなどにおいてデータの現在の再生箇所を表示する機能、ユーザーインターフェース(UI)のこと。再生箇所を示すスライダーを伴い、通常は時間軸を左から右へと進む棒状のUIとなっている。

YouTubeをはじめとしたアプリやソフトウェアにて、現在どのあたりを再生しているかをスライダーの位置や状態で視覚的に把握できる。スライダーを指やマウスのドラッグで移動させたり、シークバーの途中をタップもしくはクリックしたりすることで、任意の見たい位置で再生できることも多い。

太平洋時間 (Pacific Time, PT)

太平洋時間(Pacific Time, PT)とは、アメリカ西海岸の地域の標準時である太平洋標準時に基づく時間帯の通称のこと。略称は「PT」。主にアメリカやカナダで用いられる。

太平洋時間には標準時と夏時間があり、標準時を「Pacific Standard Time (PST)」、夏時間を「Pacific Daylight Time (PDT)」と使い分ける。

  • 太平洋標準時 (Pacific Standard Time, PST):協定世界時(UTC)から8時間遅く、日本標準時(JST)から17時間遅い
  • 太平洋夏時間 (Pacific Daylight Time, PDT):協定世界時(UTC)から7時間遅く、日本標準時(JST)から16時間遅い

1万時間の法則

1万時間の法則(10,000 Hour Rule, Ten-Thousand-Hour Rule)とは、物事を極めたエキスパートは練習や努力に約1万時間を費やしていたという事例から導き出された「人は何かを習得するのに1万時間の練習が必要である」という説、主張のこと。一流のビジネスマンやスポーツ選手、アーティストが成功するまでに積み重ねた学習や練習が約1万時間であった、といういくつかの事例を元に導かれた説である。

2008年にMalcolm Gladwell(マルコム・グラッドウェル)が書籍『天才! 成功する人々の法則 (Outliers: The Story of Success)』で紹介し、一般に広まった。

1万時間は、1日1時間であれば約28年、1日3時間であれば約9年間、1日8時間であれば約3年半、それぞれかかる計算となる。

著名な何人かの一流エキスパートが成功するまでに1万時間の下積みがあったというのが事実だったとしても、必ずしも1万時間の練習を積み重ねれば一流のエキスパートになれるわけではないことに目を向ける必要がある。

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EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)

EMEAとは、「Europe, the Middle East and Africa」の略で、ヨーロッパと中東、アフリカを指す。ビジネスにおいて世界の地域や市場を区分けする際に用いられる区分の一つ。読みは「エメア」「イメア」。

ビジネスで用いる世界の地域区分はEMEAの他にさまざまなものがあり、以下は代表的な区分である。

  • NORAM (NA):北アメリカ(North America)。カナダ、アメリカ、(メキシコ)
  • LATAM:ラテンアメリカ(Latin America)
  • EMEA:ヨーロッパ、中東、アフリカ(Europe, the Middle East and Africa)
  • APAC:アジア太平洋(Asia Pacific)。日本を含む東アジア、南アジア、東南アジア、オセアニア

Googleシグナル

Googleシグナル(Google signals)とは、Googleサービスを軸とするクロスデバイスでのユーザー行動を元に匿名でユーザーとその属性を特定する機能、もしくはその技術のこと。Googleアカウントを持つユーザーの情報を用いて、アプリやウェブに分かれたユーザーのセッション行動を匿名の個人のものとして特定するものである。Cookieに限定されない個人を特定する技術としてGoogleアナリティクスをはじめとしたGoogleのサービスで用いられる。

Googleシグナルが機能するには、前提として以下の条件が必要となる。またGoogleアナリティクスにおいてもGoogleシグナルのデータ収集を有効にする必要がある。

  • ユーザーがGoogleアカウントにログインしている
  • ユーザーがマイアドセンターを利用してGoogleアカウントに対して広告最適化(広告のカスタマイズ)を許可している

[GA4] Google アナリティクス 4 プロパティで Google シグナルを有効化する – アナリティクス ヘルプ

バックデート

バックデート(backdate)とは、実際の日付よりも過去の日付に遡って発行、更新すること。契約書などにおいて、実際に契約を締結した日付よりも過去の日付を契約締結日として契約書に記載することを指して用いる。

ITシステムなどにおいても、実際の作業とシステムへの記録更新の同時性が維持されずに過去の日付でシステム入力された状態のことをバックデートと呼ぶ。

誤用から派生したものとして、アップデートの対比として「過去の状態に逆戻りすること、もしくは最新バージョンへの更新ではなく誤って過去バージョンに対して更新を行うこと(先祖返り)」を表すこともある。

イニシャルコスト

イニシャルコスト(initial cost)とは、新規に設備やサービスを導入、利用する際に必要な費用のこと。利用を開始するまでの間にかかるすべての費用のことで、初回にまとめて支払うこともあり、「初期費用」「導入費用」などとも呼ばれる。商品購入費、設計費用、運搬費用なども該当する。

イニシャルコストに対して、設備やサービスを維持管理するのに必要な費用のことを「ランニングコスト」という。「維持費」や「運用費」などと呼ばれているものなどが該当する。

微レ存

「微レ存」とは、微粒子のように小さいレベルだが存在はしているという意味のインターネットスラング。「微粒子レベルで存在している」という文章の「微粒子」「レベル」「存在」を略した表現である。

何かの可能性や確率について、ほんのわずかだが認められる場合に「可能性は微レ存」などと表現する。読みは「びれぞん」もしくは「びれそん」。

2010年より以前から使用されており、当時のインターネット掲示板「2ちゃんねる」での使用が起源とされる。

木こりのジレンマ

木こりのジレンマとは、目先の仕事に追われてそれをこなすのに精一杯になり、仕事の本質的な改善や効率化を進める余裕がない状態を表した表現である。

「森の中で、木こりが刃のこぼれた斧で一所懸命に木を切っていた。通りかかった旅人が『刃を研ぐともっと早くたくさんの木を切れますよ』と言ったところ、木こりは『木を切るのに忙しくてそんな暇はないんだよ』と返事をした」というエピソードが由来とされる。

以下のような日常やビジネスで起きる状況の原因を表す例として引用される。

  • これまでのやり方はなかなか変えられず、新しい取り組みは嫌われ避けられる
  • 目の前の仕事を優先してしまい、目の前の仕事の効率化につながるはずの改善が後回しになってしまう
  • 本人は至って真面目にがんばっているが、その割に成果が出ない
  • これまでの習慣のまま変化に応じた改善や変革を行わなければ、周りから取り残されてしまう

ファサード

ファサード(façade)とは、建築用語で建物の正面のこと、あるいは建物の正面の外観やデザインのこと。建物の格式を表したり象徴としての役割を持つことが多く、昔からヨーロッパ建築では重要な部分とされ、装飾などが施されてきた。「façade」はフランス語である。

建物の正面だけでなく、側面や背面も同等の装飾やデザインが施される場合はそれらもファサードと呼ぶことがある。

歩留まり

歩留まりとは、製造業などにおいて、投じた原料から期待される生産量に対して実際に得られる生産量の割合、比率のこと。生産されたものから不良品を除いた良品の生産量の割合である。実際の数値では「歩留まり率」とも言う。読みは「ぶどまり」。

製造や生産の生産性や効率性を測るために用いられる。一般的に製品の製造過程において不良品が一定の割合で発生する。その不良品を除いた良品の生産量の割合が歩留まりとなり、「歩留まりが高い」とは良品が多いことを意味する。

人事や営業など一般的なビジネス領域においても、予算や投入費用に対して実際に獲得できた成果の割合や効果のことを「歩留まり」と呼ぶことがある。

歩留まりの計算式

歩留まりは、以下の計算式で算出される。

歩留まり (%) = 良品数 / 製造数

ペライチ

一般的なビジネス用語としてのペライチとは、「紙1枚だけの(資料)」「1ページだけの(ページ、Webサイト)」という意味で用いられる。「ペラっとした1枚の紙」に由来するビジネススラング。

資料の場合であれば「簡潔に要旨を1ページにまとめた資料」「送付状なども不要で資料1ページだけで良いので」といったニュアンスで用いられる。Webページであれば、キャンペーン向けのランディングページの意味で用いられることもある。類似する表現に「シングルページ」がある。