小売業に関するキーワード(66件)

BFCM (Black Friday, Cyber Monday)

BFCMとは、「Black Friday, Cyber Monday」の略で、小売業などの年末商戦であるブラックフライデーとサイバーマンデーの総称のこと。 ブラックフライデーはアメリカ合衆国の祝日「感謝祭(サンクスギビング、11月の第4木曜日)」の翌日の金曜日で、サイバーマンデー [……]

空中店舗(階上店舗)

空中店舗とは、ビルの2階以上の階にある店舗のこと。道路に面したビル1階に入居する「路面店(路面店舗)」に対して、その上の階にあるという意味で用いられる。読みは「くうちゅうてんぽ」。「階上店舗(かいじょうてんぽ)」ともいう。 人通りが一定量ある通り沿いの雑居ビルやフロア面積の狭いオ [……]

空中階

空中階とは、ビルの2階以上の階のこと。道路に面した路面店の入る1階に対して、その上にあるという意味で「空中」が用いられる。人通りが一定量ある通り沿いの雑居ビルやフロア面積の狭いオフィスビルに対して「空中階」は用いられる。人の移動の動線が周到に設計された商業施設やショッピングモール [……]

デジタルシェルフ

デジタルシェルフ(digital shelf)とは、顧客が商品の発見や検索、購入の際に利用する、小売業とのあらゆるデジタルなタッチポイントのこと。もしくはその概念のこと。 具体的には小売業のECサイトやサードパーティのECモール、スマートフォンアプリ、個人のWebサイトなどにおけ [……]

サプライチェーン(供給連鎖)

サプライチェーン(supply chain)とは、商品が消費者に届くまでの一連のプロセスの流れのこと。原材料の調達、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの一連の流れと繋がりを大きな鎖に見立てたものである。複数の企業が関与することが多い。供給連鎖。 このサプライチェーンのプロセス全 [……]

エッセンシャルワーカー

エッセンシャルワーカー(essential workers)とは、人間が社会生活を維持する上で不可欠な仕事に従事している労働者のこと。ライフラインなどの生活インフラ、社会インフラを維持する仕事(エッセンシャルサービス)の従事者である。国によって異なり、ストライキが許されないなど労 [……]

バスケット分析

バスケット分析(basket analysis)とは、小売業のPOSデータやECのトランザクションデータを分析し、一度の購入で一緒に買われている商品の組み合わせを明らかにする手法のこと。買い物かご(バスケット)を一つの単位とすることに由来する。「マーケットバスケット分析」ともいう [……]

アマゾンエフェクト

アマゾンエフェクト(Amazon Effect)とは、インターネット通販(EC)のアマゾン・ドット・コムが成長、進出する業界や市場で、既存の小売業をはじめとした様々な企業が影響を受けている事象のこと。「アマゾン効果」。 百貨店やスーパー、書籍をはじめとしたコンテンツ産業、生鮮食品 [……]

オーバーストア

オーバーストアとは、小売店などの商業施設がその商圏の需要よりも過剰に出店している状態のこと。オーバーストアが続くと供給過多になり、競争の激化や売上の減少、中小小売店の廃業につながる。和製英語である。 大手企業による急激な店舗展開により、地方都市への大型のスーパーマーケットやショッ [……]

外的参照価格

外的参照価格とは、消費者が商品を購入する際の基準となる価格「参照価格」のうち、売り場のPOPなどに掲示されているメーカー希望小売価格や当店通常価格のこと。外部で入手できる価格情報のこと。実売価格が外的参照価格よりも低い場合、相対的に「安い」と感じて購入意欲がわきやすい。 メーカー [……]

内的参照価格

内的参照価格とは、消費者が商品を購入する際の基準となる価格「参照価格」のうち、過去の経験などから形成された消費者の記憶の中の価格のこと。その人が妥当と考える「値頃感」であり、個人差がある。実売価格が内的参照価格よりも低い場合、相対的に「安い」と感じて購入意欲がわきやすい。 内的参 [……]

参照価格

参照価格とは、消費者が商品を購入する際の基準となる価格のこと。実売価格が参照価格よりも低い場合、相対的に「安い」と感じて購入意欲がわく。参照価格よりも高い場合は「高い」と感じて購入意欲は減少する。 参照価格は、内的参照価格と外的参照価格に分類される。内的参照価格は過去の経験から形 [……]

実売期

実売期とは、安売りやバーゲンではないプロパー価格の商品が最も売れる時期のこと。消費者の購買意欲が最も高く、その商品の需要も高い時期である。 実売期には、商品のサイズや色、種類や型が店に多く揃い、消費者は充実した品揃えの中から選んで購入できる。 実売期とは逆に、気候の影響などで集客 [……]

オフプライスストア

オフプライスストア(off-price store)とは、余剰在庫品や実売期を逃した商品といった新品の商品をメーカーから低価格で仕入れ、専門店よりも低価格で販売する店舗、小売業の業態のこと。 小売業の余剰在庫の流通先や販売店舗を持たない卸売業の受け皿として機能する。アメリカでは小 [……]

BOPIS (Buy Online, Pick-up In-Store)

BOPISとは、「Buy Online, Pick-up In-Store」の略で、ECサイトで商品を購入して店舗で受け取るというサービス、あるいはそのようなショッピング形式のこと。読みは「ボピス」。 ECサイトで商品を購入して、店舗や宅配ボックス、ドライブスルーといったピックア [……]

二重価格表示

二重価格表示とは、商品やサービスを販売する際に、「実売価格」と共に「市価」「定価」「自店の旧価格」などを併記してその値引き幅を強調して表示すること。 「根拠のない市価」「架空の希望小売価格」「販売実績のない旧価格」などを表示し、実際よりも著しく有利であると誤認させることは、「不当 [……]

商品回転率(在庫回転率)

商品回転率(在庫回転率)とは、一定期間中に在庫商品が何回入れ替わったかを算出した指標のこと。仕入れから販売までの課程の速さを表し、商品がどれぐらい売れているか、売り場の収益性を測る指標の一つである。 商品回転率は以下の計算式で算出される。「率」とあるが、一般には回転数(回数)の単 [……]

ボランタリー・チェーン (VC)

ボランタリー・チェーン(voluntary chain, VC)とは、同業種の小売業者が独立性を維持しながら、仕入れや物流などの営業活動を共同で行う組織、あるいはビジネスモデルのこと。任意連鎖店。 仕入れや物流を大口で行えるため、商品仕入れ単価の抑制や設備投資の削減といったメリッ [……]

慣習価格

慣習価格とは、長期にわたって一定に維持された価格が消費者の意識に定着している価格のこと。「○○といえばこの値段」という心理的価格の一つ。 自動販売機の缶ジュース、ガム、豆腐、もやしなどの価格が例に挙げられる。 慣習価格の製品は、価格を下げても需要は大きく伸びない。一方で、そのまま [……]

端数価格

端数価格とは、198円や980円のように端数をつけて消費者に安さを印象づける価格のこと。200円や1000円といった切りの良い値段よりも安く感じさせることで、消費者の購買意欲を高めるという心理的価格の一つ。そのような心理的効果を「端数価格効果」「端数効果」と呼ぶこともある。 例え [……]

マージンミックス(相乗積管理)

マージンミックスとは、粗利益率の高い商品と低い商品を組み合わせて販売することで、全体の粗利益率を向上させる販売方法のこと。「相乗積管理」「粗利ミックス」とも呼ばれる。 流通業界などでは商品ごとに原価率が異なるため、マージンミックスを用いると全体の粗利益率を一定水準に維持向上できる [……]

インセンティブ

インセンティブ(incentive)とは、もともとは刺激や動機、人の行動を駆り立てる誘因といった意味の英語であるが、ビジネスにおいては複数の意味がある。 営業や人事においては、成果を上げた従業員や店舗に対して特別に支給される報奨金、奨励金の意味で用いられる。成果や業績に応じて通常 [……]

SKU (ストック・キーピング・ユニット)

SKUとは、Stock Keeping Unit(ストック・キーピング・ユニット)の略で、小売りや物流、流通における商品管理の際の最小識別単位のこと。企業の在庫管理のシステムによって異なり、例えば色別やサイズ別の品目を異なるものとして扱うのであれば、それぞれ一意のSKUとして個別 [……]

チェリー・ピッカー

チェリー・ピッカー(cherry picker)とは、セールやバーゲン、クーポン提供時といった特売の時期のみ来店し、特売の商品だけを購入して帰る客のこと。同様の意味の「バーゲンハンター」は和製英語。 スーパーやデパートなどの小売店や飲食店は、特売商品やクーポンを用意して客の来店の [……]

D2C (ダイレクト・トゥ・コンシューマー)

D2Cとは、Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)の略で、製造から販売までを垂直統合したビジネスモデルのうち、インターネット上の自社ECサイトを中心に販売するモデルのこと。流通業者などの他社を介さずに、自社で製造した商品を自社チャネル経由で消費者 [……]

ショールーミング

ショールーミング(showrooming)とは、消費者が実際の店舗に訪問して商品をチェックをするも購入せずに、その後にウェブのECで購入するという一連の購買行動のこと。実店舗よりも価格の安いECで購入されることが多い。 実際の店舗がショールームのように利用されるため、店舗側は「シ [……]

ウェブルーミング

ウェブルーミング(webrooming)とは、消費者が事前に商品の情報をウェブで検索して価格やレビューを調べた後に、実際の店舗に訪問して商品を最終確認し、店頭で購入するという一連の購買行動のこと。 このウェブで調べて店頭で購入するウェブルーミングに対して、店頭で実商品を見てからウ [……]

ワードロービング

ワードロービング(wardrobing)とは、購入商品を短期間だけ使用し、その後に小売店に返品して返金を求める行為のこと。返品の制度を悪用して損害を与える返品詐欺の一種。 高級衣料品やファッションアイテム、電化製品、アクセサリー、特定時期のみ利用されるものなどが対象とされる。 ワ [……]

独身の日(シングルデー, 11月11日)

独身の日(singles day)とは、中国で光棍節(こうこんせつ)として11月11日に祝われる日のこと。中国の公式の祝日ではなく、独身者を表す「1」が並ぶことにちなんで1993年に南京大学の学生が始めたとされる。「シングルデー(シングルズデー)」「W11(ダブルイレブン)」とも [……]

打ち消し表示

打ち消し表示とは、商品を販売する際の品質や価格といった訴求点を大きな文字で目立たせた表示(強調表示)の「例外」を示したもの。例外や別条件、追加料金の情報などが含まれており、「個人の感想であり、効果には個人差があります」「○○は対象とならないことがあります」といった表現が用いられる [……]