社会に関するキーワード(90件)

FOMO (fear of missing out)

FOMOとは、「fear of missing out」の略で、自分が知らない間に何か楽しいことがあったのではないか、大きなニュースを見逃しているのではないか、と気になって落ち着かない状態のこと。「何かを見逃すことへの不安、取り残されることへの恐れ」といった意味の英語の略語である [……]

フライトシェイム(飛び恥)

フライトシェイム(Flight Shame, Flight Shaming, Flying Shame)とは、CO2(二酸化炭素)をはじめとする温室効果ガスの排出量の大きい飛行機の利用を避けて、鉄道など他の移動手段を選んだり勧めたりすること、あるいはそのような反フライト運動のこと [……]

サードプレイス

サードプレイス(the third place)とは、生活を営む場としての自宅(ファーストプレイス)、経済活動や学習を行う職場や学校(セカンドプレイス)とは異なる、第三の居心地の良い居場所のこと。カフェ、パブ、居酒屋、本屋、図書館、公園など、出会いや意見交換の場、地域活動の拠点と [……]

インナーシティ

インナーシティとは、人口の郊外流出による減少や高齢化、建物の老朽化などによって居住環境が悪化した、都心周辺部の低所得者層の居住地域のことを指すことが多い。都市内都市、都市内集落。元々は単に都市の中心部を意味する言葉だった。 都心周辺部の衰退が起こると、地価が下がり治安も悪化、他の [……]

デジタルネイティブ

デジタルネイティブ(digital natives)とは、生まれたときから、または幼い頃からデジタル機器やインターネットが普及した環境で育った世代のこと。 商用インターネットが普及し始めたのは1990年代半ばからであり、1980年代半ばから1990年代初頭に生まれた世代「ミレニア [……]

心理的安全性

心理的安全性とは、対人関係において自分の言動が他者にどう認知されるか、どう影響を与えるかを強く意識することなく、自分らしく素直に行動できる状態や環境、雰囲気のこと。サイコロジカル・セーフティ(psychological safety)。 他者から無知、無能、邪魔、ネガティブととら [……]

プライベートグラフ

プライベートグラフ(private graph)とは、ビジネス的なつながりではない私的な人間関係やその関係性のこと。特に、Web上の関係あるいはソーシャルメディア上の人間関係であるソーシャルグラフにおける、さらに細分化された関係性の一つとして指すことがある。 公な側面での関係性で [……]

関係人口

関係人口とは、その地域に何らかの形で関わりを持つ人々のこと。総務省の定義によれば、「『定住人口』でもなく観光で来た『交流人口』でもない、地域と多様に関わる人々」のこと。 その地域に移住や定住はしていないが、「ふるさと納税」をはじめとした寄付や特産品の購入、遠隔地からの支援など、さ [……]

信用スコア

信用スコアとは、個人の持つ社会的な信用度を数値化したもの。算出方法は国やサービスによって異なるが、年齢や学歴といった個人特性、資産やクレジットカードでの購買状況といった支払い能力、借り入れ状況や返済履歴、個人のさまざまなデータを元にスコアリングされる。欧米や中国などで利用が普及し [……]

ロスジェネ

ロスジェネあるいはロスジェネ世代とは、日本のバブル経済崩壊後に始まった約10年間の就職難の時代に就職活動をした世代のこと。1970年~1982年頃に生まれた世代が該当し、約2千万人に上る。「氷河期世代」。 朝日新聞が2007年に掲載した記事にて、「バブル崩壊後の就職氷河期に就職活 [……]

ジェネレーションα(アルファ世代)

ジェネレーションα(アルファ世代:Generation Alpha)とは、2010年以降に生まれた世代のこと。ミレニアル世代の子供にあたる。アメリカの世代分類における、2000年(あるいは1990年代後半)から2010年の間に生まれた世代「ジェネレーションZ(Z世代)」の次の世代 [……]

ローコンテクスト

ローコンテクスト(low-context)とは、コミュニケーションや意思疎通を図る際に前提となる文脈や価値観が少なく、より言語に依存してコミュニケーションが行われること。「ローコンテクスト文化」や「ローコンテクストな社会」などとして使われる。 言語で表現された内容が高い価値を有す [……]

ダイベストメント

ダイベストメント(divestment)とは、すでに投資している国や地域、産業などから金融資産を引き揚げたり売却して撤退したりすること。投資(investment)の対義語。投資撤収。 近年では、倫理的あるいは道徳的に問題があったり不確かな事象があるために、自社の経営や企業価値に [……]

HiPPO

HiPPOとは、「The Highest-Paid Person’s Opinion」もしくは「The Highest-Paid Person in the Office」の略語で、組織における高給取り幹部による意見、もしくは高給取り幹部そのものを意味するビジネススラ [……]

VUCA (Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)

VUCAとは、見通しが立ちにくい現在の世界の予測困難な様子を表した言葉。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つのキーワードの頭文字を並べた言葉で、世界や市場、ビジネス環境が不安定で不確 [……]

CSV (Creating Shared Value, 共通価値の創造)

CSVとは、Creating Shared Valueの略で、企業が社会的な課題に取り組むことで、企業の生産性や経済的価値が高まるという概念のこと。社会的価値の創出と企業の経済利益活動を同時に実現すること。「共通価値の創造」。 善行的な社会貢献としてのCSR(Corporate [……]

ソーシャルグラフ

ソーシャルグラフ(social graph)とは、Web上の関係あるいはソーシャルメディア上の人間関係やその関係図のこと。 友達関係、知り合い関係、フォロワー関係などが該当する。代表的な例として、「Facebook」「Twitter」などのSNS(ソーシャルネットワークサービス) [……]

インタレストグラフ

インタレストグラフ(interest graph)とは、人の趣味や嗜好、興味関心を軸としてつながる仕組みや関係性のこと、またはその関係図のこと。モノやコト、趣味などを共通項として形成される。 料理を軸にしてつながる「クックパッド」、飲食の趣味嗜好でつながる「食べログ」、利用してい [……]

リカレント教育

リカレント教育とは、義務教育等を終えて社会人になった人が、教育機関に入り直して教育を受けること。あるいは、そのように本人が望めば年齢や時期に関わらずいつでも学べる教育システムのこと。 スウェーデンの経済学者ゴスタ・レーン(Gösta Rehn)が提唱した。生涯にわたり教育と労働、 [……]

ホモフィリー

ホモフィリー(Homophily)とは、同じような属性や価値観を持つ人とつながろうとする人間の傾向のこと。ソーシャルネットワーク研究の基本的な考えの一つで、同質性とも呼ばれる。「類は友を呼ぶ」「似たもの同士」。 人は同じ属性の相手に親近感を持ちやすく、またホモフィリーの相手から影 [……]

エコーチェンバー現象

エコーチェンバー現象(echo chamber effect)とは、意見や思想や情報などが、価値観の近い者同士のコミュニティでやりとりされることでより増幅、強化される現象のこと。特定の情報や意見、信念だけが正しいかのように増幅され、他の情報や意見がかき消されてしまう状態である。 [……]

ポリティカル・コンシューマー

ポリティカル・コンシューマー(political consumer)とは、政治的な問題や社会的な課題に対して態度を表明する消費者のこと。人種差別、性的マイノリティや性差別、人種差別や移民問題、貧困、持続可能性といった社会経済問題に対して明確な思想や態度を表明し、同じスタンスの企業 [……]

フィルターバブル

フィルターバブル(filter bubble)とは、行き過ぎたネット上のレコメンド技術やフィルター技術によって一方的な視点での情報や興味関心のあることしか入手できなくなり、「新しいアイデアとの出会い」が阻害され、視野を広げることが難しくなること。 Upworthy社のCEOイーラ [……]

ジェネレーションZ(Z世代)

ジェネレーションZ(Generation Z, Gen Z, Z世代)とは、2000年(もしくは1990年代後半)から2010年の間に生まれた世代のこと。生まれたときからインターネットが当たり前のように存在する「デジタルネイティブ」な世代である。読みは「ジェネレーション・ゼット」 [……]

センテナリアン

センテナリアン(centenarian)とは、100歳以上の人物のこと。百寿者。 センテナリアンには比較的「寝たきり」の人が少なく、最後まで元気な人の割合が高いと言われる。現在、国別のセンテナリアンの人数はアメリカ合衆国が最多で、次いで2番目に多いのが日本とされる。 110歳以上 [……]

ミレニアル世代

ミレニアル世代(Millennial Generation, Millennials)とは、アメリカで2000年代に成人もしくは社会人になる世代を指す。1980年代半ばから1990年代初頭に生まれた世代のこと。M世代、新世紀世代、ミレニアルズとも呼ばれる。 インターネットが普及し [……]

ソーシャルグッド

ソーシャルグッド(social good)とは、社会貢献を目的とした事業活動や取り組み、またそれらを支援するサービスのこと。「社会を良くする」「社会の課題を解決する」という、世の中で肯定され応援される普遍的価値のこと。 これまで企業が行う社会貢献活動は、CSR活動として本業とは切 [……]

エシカル消費(倫理的消費)

エシカル消費(ethical consumption, ethical consumerism)とは、社会や環境に配慮して作られた製品やサービスを選んで購入あるいは消費すること。「倫理的消費」とも呼ばれる。 従来の利己的な消費ではなく、倫理的に製造された商品や地元企業の商品を購入 [……]

ハイコンテクスト

ハイコンテクスト(high-context)とは、コミュニケーションや意思疎通を図るときに、前提となる文脈(言語や価値観、考え方など)が非常に近い状態のこと。民族性、経済力、文化度などが近い人が集まっている状態。 コミュニケーションの際に互いに相手の意図を察し合うことで、「以心伝 [……]

ジェントリフィケーション

ジェントリフィケーション(gentrification)とは、インナーシティや都心近接低所得地域といった低所得層の居住地域を、再開発や文化的活動などによって活性化することで、中・高所得層や富裕層が流入するようになる人口移動現象のこと。「地域の高級化」「都市の富裕化」。 その地域に [……]