CCU(同時接続ユーザー数)

CCU(concurrent user)とは、サーバーやコンピュータ、プログラムといったリソースに同時にアクセスしたり使用したりする人数のこと。「同時接続ユーザー数」「同時接続数」。

サーバーやコンピュータなどのリソースに複数のユーザーが接続できる場合、複数のリクエストを同時に処理する必要があり、パフォーマンス低下からの保守などのために同時接続ユーザー数を管理することがある。また、プログラムやソフトウェア(SaaS)によっては同時接続ユーザー数の一定の単位ごとにプランを分けてライセンス契約を結ぶこともある。

同時にサーバーなどに接続しているユーザー数であり、ユニークユーザー数やアクティブユーザー数などとは異なる。

母数(パラメータ)

母数(parameter, パラメータ)とは、統計学において母集団の特性を表す定数のこと。

例えば、母集団の「平均」「分散」「標準偏差」は母数であり、それぞれ「母平均」「母分散」「母標準偏差」とも呼ぶ。母集団から一部を抽出したデータの集合「サンプル(標本)」に関する値と区別するために、「母」の字を付ける。

母集団」と混同されることが多い。「(分数の)分母の数」や「全体の数」、「サンプルサイズ」や「サンプル数(標本数)」の意味で用いられることがあるが、それらは誤用である。

実質所得

実質所得(real income)とは、物価や市場の変動を考慮して調整された所得のこと。額面通りの所得「名目所得」を価格指数で割ることで算出される。消費者の実質的な購買力である。

例えば、現在の100万円と100年前の100万円は物価が異なるため金額価値も異なり、実質所得として比較する場合は価格指数で修正する必要がある。

実質所得に対して、物価や市場の変動を考慮せずに金額で表示された額面通りの所得のことを「名目所得」という。

名目所得

名目所得(nominal income)とは、物価や市場の変動を考慮せずに、金額で表示された額面通りの所得のこと。

例えば「100万円の名目所得」を考えたとき、現在の100万円と100年前の100万円は物価が異なるため金額価値としては異なるが、名目所得としては同じ100万円である。その時点で算出した所得とも言える。

名目所得に対して、物価や市場の変動を考慮して調整した所得のことを「実質所得」という。実質所得が消費者の実質的な購買力である。実質所得は名目所得を価格指数で割ることで算出される。

TPOS (TPO)

TPOSとは、「Time(時間)」「Place(場所)」「Occasion(場面)」「Style(ライフスタイル)」の頭文字を取った略語で、「時と場所、場面、ライフスタイルを考慮して」という意味で用いられる。日本固有の表現、和製英語である。読みはアルファベットで「ティーピーオーエス」。ペガサスクラブを主宰し日本にチェーンストアの理論を広めた渥美俊一が考案した。

もともとは略語「TPO」から派生した表現である。「TPO」は、「Time」「Place」「Occasion」の3つを用いて「時、場所、場合を考慮して」を意味する略語で、日本のアパレルブランド「VAN」の創業者、石津謙介が考案した概念である。読みはアルファベットで「ティーピーオー」。

TPOはファッション・アパレル業界としての提案から生まれた概念だが、次第に「Style」も加わり、商品やサービスの開発、販売手法の際の顧客理解の一側面として広い分野で用いられるようになった。

価格効果(全部効果)

価格効果(price effect)とは、他の条件を一定とした場合、財の価格の変動が消費者の財の消費に対して与える効果のこと。「全部効果」ともいう。代替効果と所得効果の2つの効果によって成り立つ。

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代替効果

代替効果(substitution effect)とは、消費者の実質所得(実質的な購買力)を一定とした場合、財の価格の変動によって消費者が他の財の購入に移行して消費の「代替」が起こる効果のこと。

例えば財Aの価格が上がった場合、消費者の実質所得(実質的な購買力)は変わらないため、財Aの消費量は減少し、代わりに財Aよりも価格の低い財Bの消費量が増加しやすい。

これに対して、消費者の名目所得(額面通りの所得)を一定とした場合に、財の価格の変動による消費者の実質所得の変化が消費者の財の消費に対して与える効果を「所得効果」という。財の価格変動が消費に与える影響は、代替効果だけでなく所得効果と合わせて考える必要がある。

この代替効果と所得効果の両方の効果を合わせて「価格効果(全部効果)」という。

所得効果

所得効果(income effect)とは、消費者の名目所得(額面通りの所得)を一定とした場合、財の価格の変動による消費者の実質所得(実質的な購買力)の変化が、消費者の財の消費に対して与える効果のこと。

例えば財の価格が下がった場合、消費者の実質所得(実質的な購買力)は増加するため、財の消費量は増加しやすい。

これに対して、消費者の実質所得を一定とした場合に、財の価格の変動によって消費者が他の財の購入に移行して消費の「代替」が起こる効果のことを「代替効果」という。財の価格変動が消費に与える影響は、所得効果だけでなく代替効果と合わせて考える必要がある。

この所得効果と代替効果の両方の効果を合わせて「価格効果(全部効果)」という。

決算期(決算月)

決算期とは、会計期間(事業年度)の最後の月のことで、1年間の区切りとして事業の決算を行う月である。「決算月」ともいう。「決算日」は決算期の末日のことである。

例えば会計期間を「4月1日~翌年3月31日」と決めた企業の場合、決算期は「3月」となる。

確証バイアス

確証バイアス(confirmation bias)とは、自分の主張や思考に都合の良い情報ばかりを収集、選択し、反証する情報を過小評価や無視したり収集しようとしない心理的傾向のこと。認知バイアスの一種。多種多様な情報があったとしても自分の主張に有利な情報ばかりを重視するため、非合理的な判断につながりやすい。

血液型と性格を無意識に結びつけようとしたり、出身地や学歴だけでステレオタイプな評価や判断をしたりする例などが挙げられる。

フィルターバブルによって一方的な視点での情報や興味関心事ばかりに接していると、確証バイアスは増幅しやすい。

メリトクラシー(業績主義)

メリトクラシー(meritocracy, メリットクラシー)とは、実力や能力、業績を基準としてその人の社会的地位が決まる社会、もしくはそのような統治社会の原理や概念のこと。

「業績、功績」を意味する英語の「merit (メリット)」と「支配、統治」を意味するギリシャ語の「cracy」を組み合わせた造語である。イギリスの社会学者マイケル・ヤング(Michael Young)が、1958年に発表した小説『メリトクラシー (The Rise of the Meritocracy)』で初めて用いた。

日本語では「実力主義」「業績主義」「能力主義」「学歴社会」などと訳されることがある。メリトクラシーそのものが第二次世界大戦後の時間の経過と共に意味が変容しつつあるが、日本でも実力や能力による選抜が競争の軸となりその基準が多様化したため、ニュアンスや表現にバラツキがある。

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オーソライズ

オーソライズ(authorize, オーサライズ)とは、「正式に認可する」「承認する」「権威を与える」などを意味する英語である。

ビジネス領域においては、「(役員や上司の)承認を受ける」「(承認機関から)認可される、規格を取得する」「(ソフトやアプリのインストールで)正規版として登録され認証を受ける」などの意味で、「オーソライズされる」という表現が用いられる。

パンチライン

パンチライン(punch line, punchline)とは、一連の発言や文章の中における最も印象的な箇所、決め台詞やフレーズ、ジョークのオチのこと。

話の一番の聞かせ所であり、パンチの効いた印象的な表現、終盤におけるそれまでの総括、ユーモアなどでおもしろくまとめる箇所などが該当する。音楽のヒップホップにおける印象的なリリックのフレーズもパンチラインと呼ばれる。

メリコの法則

メリコの法則とは、消費財の商品を販売する上でそのパッケージデザインには「目立っている」「理解できる」「好感を持てる」の3つの要素が必要である、という考え方のこと。経営コンサルタントの伊吹卓氏が提唱した。

消費財の商品が選ばれやすいかどうか、店頭で手に取ってもらえるかどうかは、パッケージデザインに以下の3つの要素が必要であるというもの。3つの要素がそろうとヒットしやすいとされる。

  • メ:目立っているか
  • リ:理解できるか
  • コ:好感を持てるか

それぞれの頭文字を取って「メリコの法則」と呼ぶ。

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コンセプトカフェ(コンカフェ)

コンセプトカフェとは、特定のテーマを前面に押し出して統一の取れた世界観で営業する、カフェやレストランなどの飲食業のこと。略称は「コンカフェ」。

メイドのコスプレをした従業員が接客する「メイドカフェ(メイド喫茶)」、アニメやゲームとコラボレーションした飲食店、動物と触れあえる動物系カフェ(猫カフェ、うさぎカフェ、爬虫類カフェなど)、文房具や本、アンティークやビンテージ家具などを楽しめる飲食店の一部もコンセプトカフェの一種である。その領域の趣味嗜好を持つ人が楽しめるような接客やイベントが行われ、店内の雰囲気や装飾もその世界観を表現する。従業員も同様にその趣味嗜好を持っていることが多い。

スラックティビズム

スラックティビズム(slacktivism)とは、自己顕示と自己満足のために手軽な偽善的行為によって表面的に社会運動に参加すること。一見、社会運動に参加したり特定の意見を表明しているように見えるが、具体的な行動を起こすには至っておらず、その運動には貢献していない行為のことである。非難や揶揄のニュアンスを含む表現である。

ソーシャルメディア(SNS)にてハッシュタグを利用した投稿をしたり(ハッシュタグ・アクティビズム)、関連情報のRTや「いいね」、応援の投稿、プロフィール画像にメッセージを入れるといった行為が例に挙げられる。他にも、特定のアイテムを身につけたり、必要とされていない贈り物をする(千羽鶴、歌)といったものがある。必ずしもこのような行為すべてがスラックティビズムではないが、当該の行為が何の努力も必要とせずかつまったく役に立っていない場合(あるいは活動の妨げになっている場合)、文脈によって「スラックティビズム」であると非難される。

「怠け者 (slacker)」と「社会運動 (activism)」を掛け合わせた造語。このような偽善的行為を行う人は、「スラックティビスト (slacktivist)」と非難される。

10-4 (ten four, 了解)

「10-4 (ten four, テン・フォー)」とは、「了解しました」「受領、受信しました」「OK」を意味する英語の俗語、スラングである。

「テン・コード (Ten-code)」もしくは「テン・シグナル (Ten-signal)」と呼ばれる、アメリカの市民ラジオや警察の無線通信などで利用される略号の一つである。テレビドラマや映画、音楽のヒット曲などで使用され、広く一般に知られるようになった。

テン・コードは以下をはじめ100近くある。

  • 10-0: Caution 注意
  • 10-1: Receiving poorly 受信不良
  • 10-2: Receiving well 受信良好
  • 10-3: Stop transmitting 送信停止
  • 10-4: Acknowledgement 了解
  • 10-5: Relay 中継せよ
  • 10-6: Busy 多忙
  • 10-7: Out of service 非稼働中
  • 10-8: In service 稼働中
  • 10-9: Repeat 繰り返せ

四半期(クオーター, Q)

四半期とは、1年を4つの期間に分けたうちの一つで、3カ月の期間の意味である。読みは「しはんき」。英語で1/4を意味する「quarter (クオーター)」もしくはその略称「Q」と呼ぶこともある。

企業などで3カ月おきに決算の収支報告をする際の「四半期決算」などで用いる。企業の決算期が3月であれば、4~6月を「第1四半期 (1Q)」、7~9月を「第2四半期 (2Q)」、10~12月を「第3四半期 (3Q)」、1~3月を「第4四半期 (4Q)」と呼ぶ。

決算期が3月の場合
  • 4~6月:第1四半期 (1Q)
  • 7~9月:第2四半期 (2Q)
  • 10~12月:第3四半期 (3Q)
  • 1~3月:第4四半期 (4Q)

1年を半分に分けた期間を「半期」という。

SaaS Magic Number

SaaS Magic Numberとは、SaaSなど契約ベースのビジネスにおける、営業マーケティングコストに対する販売効率を測る指標のこと。売上に対して営業コストやマーケティングコストを回収できているかを見るものである。マジックナンバー分析の一種と言える。

SaaS Magic Numberは、以下の計算式で算出する。

SaaS Magic Number = ( 該当四半期の経常収益 – 前四半期の経常収益 ) x 4 / 前四半期の営業マーケティングコスト

目安として、SaaS Magic Numberが0.75以上であれば営業マーケティングへの投資を継続すべきで、0.75以下であれば営業マーケティングへの投資や戦略の見直しが必要であるとされる。

PTD (period to date, 期間累計)

PTDとは、period to dateの略で、「該当期間のはじめからその日まで(の累計)」「期間累計」を表す英語である。主に財務会計などで、該当期間の初日からその時点までの累計の金額を表す際などに用いる。

関連する表現として、その月の初日から同月のその時点までを「MTD (month-to-date, 月初来)」、年の初日から今日までの「年初来」のことを「YTD (year-to-date)」という。