ビジネスに関するキーワード(202件)

ハイプ・サイクル(ハイプ曲線)

ハイプ・サイクル(hype cycle)とは、登場した新興技術に対する関心や普及の度合いを、段階過程の曲線上に表した図のこと。IT分野のマーケティングリサーチ会社ガートナー社が1995年に提唱、定義し、先進技術のハイプ・サイクルを毎年発表している。「ハイプ曲線」ともいう。 縦軸を [……]

NDR(売上継続率)

NDRとは、Net Dollar Retentionの略で、既存顧客の売上を前年比で維持できているかを計る指標のこと。「売上継続率」。「NRR (Net Revenue Retention)」と同義。 既存顧客の売上(MRR, 月間経常収益)が前年度からどの程度増減しているかから [……]

MICE(マイス)

MICE(マイス)とは、Meeting(会議、研修、セミナー)、Incentive Travel(招待旅行)、ConventionもしくはConference(国際会議、学会)、ExhibitionもしくはEvent(展示会)の頭文字をとった造語で、多くの集客が見込まれるビジネス [……]

バーティカルSaaS

バーティカルSaaS(Vartical SaaS)とは、ソフトウェアの機能をインターネットを通してクラウドからサービスとして利用するSaaS (Software as a service) のうち、業界や業種を特化して「業界課題」を解決するSaaSのこと。小売業界や外食業界、医療 [……]

ホリゾンタルSaaS

ホリゾンタルSaaS(Horizontal SaaS)とは、ソフトウェアの機能をインターネットを通してクラウドからサービスとして利用するSaaS (Software as a service) のうち、特定の業界や業種に関係なく「業務課題」を解決するSaaSのこと。営業やマーケテ [……]

SaaS (Software as a service)

SaaSとは、Software as a serviceの略で、ソフトウェアをユーザーの端末側にインストールするのではなく、インターネットを通してクラウドから「サービス」として必要な機能を提供する概念や仕組みのこと。もしくはそのような仕組みのサービスのこと。読みは「サース」が一般 [……]

キャッシュポイント

キャッシュポイントとは、お客様から対価をいただく機会、タイミングを表す日本のビジネス用語である。和製英語。 収益が生まれるタイミングのことであり、この機会が多いほどビジネスとしてはキャッシュフローが安定しやすくなる。アップセルやクロスセル、お試しやリピート化、サブスクリプション、 [……]

装置産業

装置産業とは、製品やサービスの生産工程において、大部分を大型の施設や設備によって製造や処理をされているような産業のこと。一般的には大規模な投資を必要とし、資本回転は低いが、十分な設備を整えれば一定の収益が見込める。資本集約型産業の一つ。 製造業を中心に鉄鋼業や石油化学工業など、第 [……]

TAM(獲得可能な最大市場規模)

TAM(タム)とは、Total Addressable MarketもしくはTotal Available Marketの略で、製品やサービスが獲得可能な最大の市場規模のこと。製品やサービスが最大どれだけの総需要を生み出せるかの年間総額のことである。その市場シェアの100%を獲得 [……]

プロダクトライフサイクル (PLC)

プロダクトライフサイクル(product life cycle, PLC)とは、製品が市場に投入されてから衰退するまでの過程を生物の一生に例えて表したものである。「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つの段階で構成され、各成長段階に合わせたマーケティングが行われているかの確 [……]

リードタイム

リードタイム(lead time)とは、生産や開発の各工程の作業着手から終了までにかかる所要時間のこと。物流においては商品の発注から納品に至るまでの所要時間のことを指す。日数や営業日で表すことが多い。オペレーションのスピードを測る指標の一つ。 商品の企画開発から製品化されるまでの [……]

ブランド認知

ブランド認知(brand awareness)とは、消費者が当該ブランドをどの程度知っていてなじみがあり、またどのように知っているかを反映したものである。ブランドが消費者に価値あるブランドとして検討、選択してもらうためには、まず認知される必要がある。 ブランド論の第一人者Kevi [……]

ランウェイ

ランウェイ(runway, cash runway)とは、ビジネスの領域においては会社の資金がなくなるまでに残された猶予期間のこと。ベンチャーやスタートアップ企業の経営の側面にて、資金調達をはじめとした資金繰りの把握として用いられる。「キャッシュ・ランウェイ」。 企業が1か月にど [……]

パレートの法則(80:20の法則)

パレートの法則(Pareto Principle, 80/20 rule)とは、全体の数値の大部分は構成要素の一部によって生み出されているという理論である。「パレート分布」「80:20の法則」「8:2の法則(2:8の法則)」「ばらつきの法則」とも呼ばれる。 19世紀のイタリアの経 [……]

5:25の法則

5:25の法則とは、顧客離れを5%改善すれば利益が25%以上改善するというもの。ブランド・ロイヤルティの高い既存顧客の方が小さなコストで商品の購入やアップグレードをしてもらいやすく、時間の経過とともに大きな利益をもたらす。また新たな新規顧客を紹介してくれるなど、小さなコストでの新 [……]

1:5の法則

1:5の法則とは、新規顧客の獲得コストや販売コストは既存顧客への販売コストあるいは顧客維持コストの5倍かかるというもの。 新規顧客の獲得には、広告や営業、展示会やセミナーといったコストが多くかかり、利益率も高くない。ブランド・ロイヤルティの高い既存顧客の方が商品の購入やアップグレ [……]

顧客維持率 (CRR)

顧客維持率とは、購入や会員登録によって顧客となった人を一定期間の後にどの程度顧客として維持できているか、契約を継続できているかを示す指標のこと。カスタマーリテンションレート (Customer Retention Rate, CRR)。アカウント(契約者)あたりの維持率であればア [……]

CAC Payback Period(顧客獲得コスト回収期間)

CAC Payback Periodとは、CAC(顧客獲得コスト)を利益で回収するのにかかる期間のこと。顧客獲得コスト回収期間。SaaSなど契約ベースのビジネスでよく用いられる。 CAC Payback Periodは、以下の計算式で算出する。 CAC Payback Perio [……]

ブランド再認

ブランド再認とは、消費者がブランド名やロゴ、広告や製品といったブランド要素に接した際に、その助けを借りて記憶から当該ブランドを判別できること。ブランド認知のプロセスの一つ。助成想起と同義。 ある商品を与えられたときに、消費者が過去にそのブランドを見たり聞いたりしたことがあると正確 [……]

ブランド再生

ブランド再生(brand recall)とは、消費者にその製品カテゴリーへのニーズが発生したときに、消費者が記憶の中から当該ブランドを思い起こすこと。ブランド認知のプロセスの一つ。純粋想起と同義。 「○○といえば」など、ニーズやカテゴリーといった限られた要素が提示された際に特定ブ [……]

レベニューチャーンレート(MRRチャーンレート)

レベニューチャーンレート(Revenue Churn Rate)とは、顧客に対する解約で算出する「チャーンレート(解約率)」のうち、収益ベースで算出するチャーンレートのこと。「MRRチャーンレート (MRR Churn Rate)」と呼ぶこともある。 顧客数ベースの解約ではなく、 [……]

カスタマーチャーンレート

カスタマーチャーンレート(Customer Churn Rate)とは、顧客に対する解約で算出する「チャーンレート(解約率)」のうち、顧客数ベースで算出するチャーンレートのこと。一般的にチャーンレートと呼ぶ場合は「カスタマーチャーンレート」のことを指していることが多い。 アカウン [……]

SaaS Quick Ratio

SaaS Quick Ratioとは、SaaSビジネスの収益構造の健全性や成長性を測る指標の一つで、増加分のMRR(月間経常収益)を損失分のMRRで割ることで算出される。たとえチャーン(解約)が発生していても、新規顧客獲得や既存顧客へのアップグレードが良好かどうか、定期的な売上を [……]

ARPA(1アカウントあたりの平均売上)

ARPAとは、Average Revenue Per Accountの略で、通信サービスやWebサービスなどにおける1アカウント(1契約者)あたりの平均売上を表す指標のこと。読みは「エーアールピーエー」。 携帯電話キャリアなど通信事業者をはじめ、WebサービスやSaaSなど契約ベ [……]

NRR(売上継続率)

NRRとは、Net Revenue Retention (Rate)、もしくはNet Retention Rateの略で、既存顧客の売上を前年比で維持できているかを計る指標のこと。「売上継続率」「ネットレベニューリテンションレート」。「NDR (Net Dollar Retent [……]

CAGR(年平均成長率)

CAGRとは、Compound Annual Growth Rateの略で、複数年にわたる成長率から1年あたりの成長率を複利で計算したもの。「年平均成長率」。読みは「シーエージーアール」。 企業の収益面の成長を年次で見る場合、対前年比では単年度の推移にバラツキを生みやすい。福利を [……]

CMGR(月平均成長率)

CMGRとは、Compound Monthly Growth Rateの略で、1か月の成長率を複利で計算した月平均の成長率のこと。「月平均成長率」「月間複利平均成長率」。読みは「シーエムジーアール」。 スタートアップ企業の月次の成長を収益面で見る場合、単純な対前月比の「月次成長率 [……]

ユニットエコノミクス

ユニットエコノミクス(Unit Economics)とは、ビジネスの最小単位1個あたりの収益性のこと、あるいはそれを表す指標のこと。事業によってユニットの単位は異なるが、SaaSやサブスクリプションサービスで扱われることが多く、一般的には1顧客単位で見る(1人、1アカウント、1企 [……]

ACV(年間契約金額)

ACVとは、Annual Contract Valueの略で、顧客が1年間(12か月間)に支払う合計の金額のこと。年間契約金額。 契約の年間の価値や規模を計る指標であり、他の顧客との比較をしたり推移による成長を見たりする。定期的に決まって発生する金額に加えて、初期費用や一度だけの [……]

TCV(合計契約金額)

TCVとは、Total Contract Valueの略で、顧客が契約の期間中に支払う合計の金額のこと。合計契約金額。その顧客との契約の全体的な価値や規模を計る指標である。定期的に決まって発生する金額に加えて、初期費用や一度だけのサービスの料金なども含む。契約期間の長短は問わない [……]