マーケティングに関するキーワード(266件)

F2転換率(引き上げ率)

F2転換率とは、初回購入をした顧客のうちどれだけ2回目の購入に至ったのかを表す指標のこと。「F」はRFM分析の「Frequency(フリークエンシー、累計購入回数、購入頻度)」のことで、後に続く数字は購入回数を表す。つまり、初回購入の顧客「F1」から2回目購入のリピーター「F2」 [……]

テイクレート(受託販売手数料率)

テイクレート(take rate, rake)とは、マーケットプレイス型ECモールやフリマアプリビジネスにおける受託販売手数料、取引手数料の割合こと。流通取引総額(GMV)に対して運営企業が得られる収益の比率である。「rake」「monetization rate」と呼ばれること [……]

ARR(年間経常収益)

ARRとは、Annual Recurring Revenueの略で、毎年決まって得られる1年間分の収益、売上のこと。「毎年決まって発生する収益、売上」であり、初期費用や追加購入費用、コンサルティング費用などは含まれない。「年間経常収益」「年間定額収益」。 年間契約のリカーリングや [……]

MRR(月間経常収益)

MRRとは、Monthly Recurring Revenueの略で、月ごとに繰り返し得られる収益、売上のこと。「月間経常収益」「月間定期収益」。「毎月決まって発生する収益、売上」のみを対象とし、初期費用や追加購入費用、コンサルティング費用などは含まれない。 SaaSなど契約ベー [……]

プロスペクト理論

プロスペクト理論(prospect theory)とは、人の意志決定は想定される損失の度合いによって変化し、利益を得るときの幸せよりも損失の痛みの方を大きく感じ、損失が大きいと判断した際に非合理的で感情的な判断を行いやすいという認知バイアスを取り入れた意志決定モデルのこと。行動経 [……]

CAC(顧客獲得単価)

CACとは、Customer Acquisition Costの略で、顧客一人あたりの獲得費用のことである。顧客獲得単価、顧客獲得コスト。広告費や販促費など、営業やマーケティングにかかったすべてのコストが対象となる。

ROI(投資対効果)

ROIとは、Return On Investmentの略で、投資額に対してどれだけ利益を得られたのかを表す指標のこと。投資対効果。読みは「アールオーアイ」。 広告による成果を測る際には広告費に対しての利益で算出される。 ROI (%) = 広告経由の利益 ÷ 広告費 一方、広告費 [……]

タッチポイント

タッチポイント(touchpoint)とは、ビジネス領域においては企業もしくはブランドと消費者との接点のこと。消費者が企業やブランド、商品やサービスに対しての印象や感情を変えうるあらゆる相互作用のこと。顧客接点、コンタクトポイントとも呼ばれる。 店舗、テレビや紙媒体、OOHなどの [……]

バラエティ・シーキング

バラエティ・シーキング(variety seeking)とは、消費者が商品を購入する際に、特定ブランドだけでなくさまざまなブランドの商品を購入しようとする行動のこと。消費者にとってブランド間の知覚差異が大きい商品、かつ低関与商材のうちバラエティに富んでいる一般消費財で起こりやすい [……]

プラグマティック・ペルソナ

プラグマティック・ペルソナ(pragmatic persona)とは、マーケティングにおける商品企画や施策を考える際のユーザー像「ペルソナ」のうち、ユーザーインタビューや調査を行わずに、プロジェクトメンバーが想像して作成する架空のペルソナのこと。調査データを元にせず、プロジェクト [……]

ペルソナ

ペルソナ(persona)とは、マーケティング領域においては商品企画や施策を考える際の仮想の象徴的なユーザー像のこと。 氏名、年齢、職業といったプロフィール属性、性格や価値観、趣味嗜好、動機や課題などを文章化し、必要に応じて写真やイラストも使用する。ユーザー視点を得られるというメ [……]

ローンチ

ローンチ(launch)とは、新しいサービスや商品を立ち上げて世に送り出すこと。一般の人が実際に利用できたり購入できたりする状況にすること。「立ち上げ」「公開」「リリース」「開始」などと同義。サービスや商品を送り出す側が用いる言葉、ビジネス用語である。 特にデジタルマーケティング [……]

コモディティ化(汎用品化)

コモディティ化(commoditization)とは、市場における各社の商品の品質や特徴が拮抗し、付加価値や差がなくなって画一化してしまう状況のこと。商品の一般化、同質化、汎用品化。 市場に参入した当初は付加価値を持っていた商品が、後発品との競争や市場の成熟化、技術の標準化の中で [……]

メディアキャラバン

メディアキャラバンとは、メディアや記者宛に訪問して自社製品やサービスを直接紹介するPR活動のこと。自社製品やサービスの記事化、パブリシティ獲得を目的とし、プレスリリースの前後に行われることが多い。 製品やサービスに関する情報を説明するだけでなく、メディア側のニーズや興味関心なども [……]

一致指標

一致指標とは、景気動向を示す経済指標のうち、景気の動きに対してほぼ一致して動く指標のこと。主に景気の現状把握に活用される。一致指数。 代表的な景気の一致指標としては、内閣府が発表している景気動向指数のうち、以下のものがある。 耐久消費財出荷指数 所定外労働時間指数(調査産業計) [……]

フールペナルティ

フールペナルティとは、一定条件までは無料や安価なサービスでありながら、利用者の不注意や無知などからその条件を超えてしまった際に高額な売上や請求が発生するようなビジネスモデル、契約、仕組みのこと。「フールペナルティ型ビジネス」などと称される。やや非難や不同意の意味合いを含む。 意図 [……]

DMU (Decision Making Unit, 意思決定主体)

DMUとは、Decision Making Unitの略で、最終的に購買を決定する権限を持つ人、あるいはその関与者のこと。「意思決定主体」「意思決定者」。 DMUに対して適切なアプローチをするために、DMUの特定と購買プロセスの明確化が、営業やマーケティングでは重要となる。 Bt [……]

アジャイル

アジャイル(agile)とは、元々は「機敏な」「素早い」「頭の回転の早い」という意味の英語である。ビジネス領域では、環境や状況の変化に機敏かつ柔軟に適応して、効率よく理想の状態に近づいていくことを指す。 仕様変更を前提として反復的な開発を進めていく「アジャイルソフトウェア開発」、 [……]

慣習価格

慣習価格とは、長期にわたって一定に維持された価格が消費者の意識に定着している価格のこと。「○○といえばこの値段」という心理的価格の一つ。 自動販売機の缶ジュース、ガム、豆腐、もやしなどの価格が例に挙げられる。 慣習価格の製品は、価格を下げても需要は大きく伸びない。一方で、そのまま [……]

名声価格(威光価格)

名声価格とは、価格の高さが品質の良さを連想させたり、購入者が所有することで優越感や満足感を得たりするような価格のこと。「価格が高いからこそ買う」という心理的価格の一つ。「威光価格」とも呼ばれる(読みは「いこうかかく」)。 消費者が価格以外に商品の品質や価値を判断できない場合ほど、 [……]

端数価格

端数価格とは、198円や980円のように端数をつけて消費者に安さを印象づける価格のこと。200円や1000円といった切りの良い値段よりも安く感じさせることで、消費者の購買意欲を高めるという心理的価格の一つ。そのような心理的効果を「端数価格効果」「端数効果」と呼ぶこともある。 例え [……]

フライホイール

マーケティング領域におけるフライホイール(flywheel)とは、消費者の行動プロセスもしくは企業による消費者へのマーケティングアプローチを、循環型の「弾み車(フライホイール)」の形で表現したフレームワークのこと。伝統的なパーチェスファネルの考え方との対比や比較の文脈で用いられる [……]

マージンミックス(相乗積管理)

マージンミックスとは、粗利益率の高い商品と低い商品を組み合わせて販売することで、全体の粗利益率を向上させる販売方法のこと。「相乗積管理」「粗利ミックス」とも呼ばれる。 流通業界などでは商品ごとに原価率が異なるため、マージンミックスを用いると全体の粗利益率を一定水準に維持向上できる [……]

インフルエンサー

インフルエンサー(influencer)とは、世間に大きな影響を与える人のこと。その中でも特に、消費者の購買意志決定に強い影響を与える人のことを指すことが多い。「イノベーター理論」における「アーリーアダプター(初期採用者)」に該当する。 近年、インターネットやソーシャルメディアの [……]

サービス・ドミナント・ロジック

サービス・ドミナント・ロジック(service-dominant logic)とは、事業や製品販売といった経済活動をすべて「サービス(service)」として捉え、企業は顧客と共に価値を創造していくという「価値共創」の視点からマーケティングを組み立てる考え方のこと。「S-Dロジッ [……]

遅行指標

遅行指標とは、景気動向を示す経済指標のうち、景気変動にやや遅れて変化する経済指標のこと。数か月から半年程度遅行することから、事後の景気状況の把握や金融施策効果の確認として活用される。遅行指数。 代表的な景気の遅行指標としては、内閣府が発表している景気動向指数のうち、以下のものがあ [……]

リファラル・マーケティング

リファラル・マーケティング(referral marketing)とは、人の紹介によって、商品購入やサービス利用、会員登録などを促すマーケティングの仕組み、手法のこと。紹介マーケティング。 顧客が一定の信頼関係のもとで知人にその商品やサービスをおすすめとして紹介する、という仕組み [……]

タイムマシン経営

タイムマシン経営とは、海外で成功したビジネスモデルやWebサービスをいち早く日本で展開し、先行者利益を得る経営手法のこと。ソフトバンク創業者の孫正義氏が命名したとされる。 1990年代前期から2000年代初期にかけてのインターネットバブルの時代、海外、特にアメリカやヨーロッパのイ [……]

インセンティブ

インセンティブ(incentive)とは、もともとは刺激や動機、人の行動を駆り立てる誘因といった意味の英語であるが、ビジネスにおいては複数の意味がある。 営業や人事においては、成果を上げた従業員や店舗に対して特別に支給される報奨金、奨励金の意味で用いられる。成果や業績に応じて通常 [……]

DOOH(デジタル屋外広告)

DOOHとは、Digital Out of Homeの略で、自宅以外の場所で接触する OOH のうちデジタルサイネージのこと、あるいはそのデジタルサイネージを活用した広告のこと。デジタル屋外広告。読みは「ディーオーオーエイチ」。 大型ビジョンをはじめ、駅など交通機関に設置される中 [……]