チートデイ

チートデイ(cheat day)とは、主にダイエットやトレーニングをしている人が、カロリー制限などの食事制限を休む日のこと。「ダイエットをサボる日」を表す英語のスラング。チート(cheat)はもともとは英語で「だます」「不正をする」の意味。

ダイエット中であることを「サボって」背徳感を感じながら制限なく食事を楽しむ場合だけでなく、身体の代謝や栄養状態を整えるために計画的に設ける場合もある。またチートデイに取る食事を「チートフード(cheat foods)」と呼ぶ。

ブリック&モルタル

ブリック&モルタル(brick & mortar)とは、小売業など実店舗で行うビジネス形態のこと。「ブリック」はレンガ、「モルタル」はレンガをつなぐ建築材料であるが、建物の外観などの材質を問わず、実店舗の比喩としての表現である。

1990年代後半から登場した電子商取引(EC)を推し進める企業側が、インターネットと連携した実店舗ビジネスの形態を「クリック&モルタル」と呼び、その対比として従来からの対面式の実店舗販売ビジネスを「ブリック&モルタル」と呼んだ。主にアメリカで用いられた表現である。

クリック&モルタル

クリック&モルタル(click & mortar)とは、インターネットを介した電子商取引(EC)と実店舗を組み合わせて連動させたビジネス形態のこと。「クリック」がインターネットやECを表し、セメントと砂と水による建築材料「モルタル」が実店舗を表す。

概念としてはオムニチャネルやO2Oと類似するが、O2Oの概念が登場する以前の1990年代後半から2010年頃にかけてアメリカを中心にして用いられた表現、概念である。当時のアマゾンに代表されるEC専業の企業に対して、トイザらスやウォルマートなど実店舗を中心に構えながらECとの連動を図る企業のことを「クリック&モルタル」と呼んだ。

インターネットがまだ普及していなかった時代からの実店舗を軸とした大手企業を、「ブリック&モルタル (brick & mortar)」と古めかしさを揶揄した表現で呼び、それに対してECを推し進める企業側がインターネットと連携した実店舗ビジネスの形態を「クリック&モルタル」と呼んだ。

2016年以降には、ECで注文した後に実店舗で商品を受け取る仕組みやビジネス形態「クリック&コレクト (click & collect)」が台頭している。

DND (do not disturb, 邪魔をしないでください)

DNDとは、「do not disturb」の略で、「邪魔をしないでください」「起こさないでください」や、そこから転じて「部屋に入らないでください」「手が離せない」などを意味する英語の略語である。チャットやショットメッセージといったデジタルコミュニケーションにてカジュアルな表現として用いられる。

またスマートフォン端末などでは、着信や通知を知らされないモード「おやすみモード」「サイレントモード」のことを「DND mode (do-not-disturb mode)」という。

コネクテッドデバイス

コネクテッドデバイス(connected device)とは、インターネットに接続することを前提としたデバイスや機器の全般を表す表現である。IoT(モノのインターネット)の分野においてインターネットを介してデータを送受信し、機器の利便性の拡張やサービス全体としてのデータ活用などを行う。

スマートフォン、時計(スマートウォッチ)、テレビ(コネクテッドTV)やゲーム機、スマートスピーカーなどのさまざまな家電、医療機器など、多くの機器や端末が該当する。「コネクテッド~」「スマート~」と呼ばれる分野の概念やサービスのうち、実際に人が利用する端末の多くがコネクテッドデバイスともいえる。

イネーブラー

イネーブラー(enabler, イネイブラー)とは、ビジネス領域においては他社のビジネスが成長する上で不可欠なインフラ基盤の一部として機能し、後方支援をする立場のこと。「イネーブラー型企業」などのように用いる。もともとは「何かの実現を可能にする人や手段、要素」を意味する英語(enableの名詞)である。

他社がコアビジネスを発揮する上で不可欠となる特徴的な技術を持ち、単なる下請け企業ではなくインフラや裏方のような存在として後方支援する立場、企業のことである。

ITやソフトウェアの領域においては、特定の機能を有効にして利用可能にする追加のソフトウェアやアドオンのことを指す。

ISO週番号

ISO週番号(ISO week date)とは、国際標準化機構(ISO)が発行する日付と時刻の表記に関する規格「ISO 8601」で規定されているカレンダーの週番号のこと。週の始まりは月曜日で、その年の最初の木曜日を含む週(1月4日を含む週)を第1週とする。

「W」を前置きして「W01」と週番号(ウィークナンバー)を続ける表記を用いる。1年は52週もしくは53週となる。主にヨーロッパを中心に用いられる週カレンダー(ウィークリーカレンダー)の仕様である。

その年の最初の木曜日を含む週(1月4日を含む週)を第1週とするため、1月1日が前年の週番号になったり、前年の年末が第1週となったりする場合がある。

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ジャーゴン

ジャーゴン(jargon)とは、特定の集団や業界内だけで用いられる専門用語、業界用語、あるいは仲間内だけで使われる隠語のこと。部外者にとってはちんぷんかんぷんで意味がわからない言葉のことである。

そこから転じて、わけがわからない言葉やナンセンスなジョーク、インターネットスラング全般をジャーゴンと呼ぶこともある。

上代

上代とは、ビジネス領域や流通業界においては商品の販売価格のこと。消費者が支払う商品の対価として設定された金額のことで、小売業者以外のメーカーや卸元、輸入業者などによる「販売価格」「標準小売価格」「定価」「プロパー価格」などが該当する。読みは「じょうだい」。

基本的には消費税を含まないが、消費税込みの金額を「上代」とするケースもある。類似する表現の「参考上代」は「メーカー希望小売価格」である。

上代に対して、小売店が商品を仕入れる際の「取引価格」「卸値」のことを「下代(げだい)」という。

見立て

「見立て(見たて)」とは、見て選び定めること(選定、診断、予測)、あるいは対象を別の似たものになぞらえて表現すること。読みは「みたて」。

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FYI (for your information, 参考までに)

FYIとは、「for your information」の略で、「ご参考までに」という意味の英語の略語である。メールやショットメッセージ、ソーシャルメディア(SNS)などのデジタルコミュニケーションにて、情報共有や要件の伝達の際などに用いられる。ビジネス領域でもよく用いられるインターネットスラング。読みはアルファベットのままで「エフワイアイ」。

単なる情報の共有であって返答や対応を必要としないことが多い。冒頭で「FYI:」とコロン付きでも用いられる。

着画(着用画像)

着画とは、「着用画像」の略で、衣服やアクセサリーなどのファッションアイテムを人もしくはペットなどの動物が身につけた状態の写真のこと。読みは「ちゃくが」。

ファッション、アクセサリー雑貨、ウィッグといった身につけるものを扱う通販、EC、フリマアプリでは、消費者が実際に手に取って見る機会が限られている。そのため、商品の単体写真だけでは実際に身につけた状態や大きさなどを伝えることが難しい。モデルなどによる着用画像(着画)を用いることで、質感や大きさ、着用イメージを伝える一助になる。

フリマアプリや一点もののハンドメイド雑貨などによっては、着用することが「使用済み」に該当するケースもあるなど、トラブル防止として出品者が着画をNGとしたり応相談とするケースも見られる。

ミステリーショッパー(覆面調査員)

ミステリーショッパー(mystery shopper)とは、一般客として店舗に入り、商品やサービスの内容や店員の接客態度などを調査、情報収集する人のこと。「覆面調査員」とも呼ばれる。サービスの品質チェックや接客状況の把握を目的に行われる調査手法「ミステリーショッピング(覆面調査)」における、実際の調査員のことである。

調査対象の店舗は、いつ誰がどのように調査を行うのかを知らされないため、普段提供しているサービスの品質が評価される。

品質向上のためのマーケティングリサーチであり、社外に依頼した専門の調査員が実際の調査を行うこともあるが、調査会社に登録した一般人が担当したり、社内の特殊部門の従業員が担当することもある。

プリプロダクション

プリプロダクション(pre-production)とは、映像コンテンツの制作工程のうち撮影前の作業の総称のこと。企画、脚本、絵コンテ、スタッフィングやキャスティング、ロケハン、予算とスケジュールの確認、素材やデータの準備など、様々な作業を含む。

放送や映画、CMをはじめ、さまざまな映像コンテンツの発注以降の撮影準備段階に該当する。音楽制作であれば録音前の作業の総称である。略称は「プリプロ」。

プリプロダクションに対して、映像コンテンツの制作工程のうち撮影後の作業の総称を「ポストプロダクション (post-production, ポスプロ)」という。映像や音声の編集、ナレーションやアテレコの録音、テロップの挿入やCG、納品規格への変換、パッケージ制作など、映像制作の仕上げの工程にあたる。

マインドセット

マインドセット(mindset)とは、個人もしくは集団が持っているものの見方、考え方、思考傾向のセットのこと。信念や心構え、価値観や判断基準、暗黙の了解、思い込みや先入観などを含む。その人(集団)の価値観や哲学を根底とするものといえる。

マインドセットが確立していると、その人や集団の中に一貫性のある思考や判断が生まれやすい。

ビジネスの領域においては、業務に取り組む上で必要となる心構えや思考回路の意味で用いられることが多い。企業や組織としてのマインドセットは、企業理念や経営スタイル、製品の特性によって形成される。

サステナビリティ(持続可能性) / サステナブル

サステナビリティ(sustainability)とは、現在から将来にわたって継続、維持できるシステムやプロセスのこと、あるいは継続できるかどうかを表す概念のこと。日本語で「持続可能性」と訳される。環境問題や資源開発、社会、経済、文化などの分野で用いられることが多い。

「現在および将来のニーズを満たすことを損なうことなく、その活動を持続できる」というものである。

「サステナブル (sustainable)」は「持続可能な」「維持できる」を意味する英語の形容詞で、「サステナビリティ (sustainability)」はその名詞に該当する。

近年では、人類が将来にわたって地球規模で生存、繁栄していくための行動指針「SDGs(Sustainable Development Goals, 持続可能な開発目標)」の文脈に沿った内容で用いられることが多い。SDGsは、持続可能なより良い世界を目指すために2030年までに世界が達成すべき目標のことで、2015年9月の国連サミットにて採択された。

ビジネスの領域においては、企業が将来にわたって企業活動を継続できる可能性のことを表す(corporate sustainability)。

コメ返(コメ返し)

コメ返とは、「コメント返事(返答、返信)」の略で、ブログやTwitter、Instagram、YouTubeやTikTokなどのソーシャルメディア(SNS)などで投稿に付いたコメントに投稿者が返答すること。読みは「こめへん」。ソーシャルメディアによっては「リプ返」「コメ返し」などともいう。

投稿やコンテンツのコメント機能、返信機能を使って返答することもあれば、YouTubeやTikTokなどでは「コメ返のコンテンツ」を投稿して、複数のコメントに対してまとめて一気に返事をしたり、質問コメントに対する回答そのものをコンテンツとしたりすることもある。

パラダイムシフト

パラダイムシフト(paradigm shift)とは、それまで当然のこととして考えられていた思想や価値観、概念などが、劇的に変化あるいは根本から転換すること。パラダイムチェンジ。

もともと「パラダイムシフト」は、アメリカの哲学者で科学者のトーマス・クーン(Thomas Samuel Kuhn)が1962年の著書『科学革命の構造』にて提唱した「パラダイム概念」の中で用いたものである。一般用語としての「パラダイム (paradigm)」は「判例」「実例」「模範」の意味だが、「パラダイム概念」でトーマス・クーンは「一定の期間、広く支持された特徴ある科学的業績のことで、多くの科学者による研究の根底となったもの」という特別な意味で用いた。その後、トーマス・クーンの意図に反して「パラダイム」は拡大解釈され、「その一定時期に普及した思想、価値観、概念、常識」という意味に転じ、一般的に用いられるようになった。

そのため現在では「パラダイムシフト」は、一般的に「常識や固定観念を覆す」「従来の定説とは逆の」「革新的な発想」のような広い意味で用いられる。

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パンくずリスト

パンくずリスト(breadcrumbs, breadcrumbs list)とは、Webサイトやソフトウェアにおいて、ユーザーが現在閲覧しているページや画面の位置関係を階層構造や閲覧履歴を元に示したもの。Webサイトにおけるページや画面の位置関係を示したり、上位階層のページへ誘導するといったナビゲーションの役割を担う。一般的にページや画面の上部もしくは下部に設けられる。「パンくずナビゲーション」「トピックパス」とも呼ばれる。

Webサイトでは階層構造を元にしたものが主流だが、ソフトウェアでは閲覧履歴を元にしたものも用いられる。

童話「ヘンゼルとグレーテル」にて、迷子にならないようにパンくずが道しるべとして用いられたのが由来とされる。

SEOの観点においても、確実に上位階層のページにリンクを設ける構造になり、クローラーの巡回効率を向上する手段の一つとなる。また検索エンジンの結果表示(SERP)にも、パンくずリストを表示させることができる。

Appからのトラッキング要求を許可

「Appからのトラッキング要求を許可」とは、iPhoneをはじめとしたApple社製端末のiOS 14など以降から搭載されたセキュリティ機能の一つ。アプリがApple社の端末識別技術「IDFA」を用いてユーザー行動をトラッキング(追跡計測)したり広告を表示したりするのを、ユーザーがコントロールできる機能である。設定画面「トラッキング」に設けられている([設定>プライバシー>トラッキング])。

Apple社がプライバシー保護強化を目的として設けた機能で、後にiOS 14.5より設けたフレームワーク App Tracking Transparency (ATT) も組み込まれている。

それまでこのようなiOSによる制御機能は、ブラウザーSafariの「ITP」「サイト越えトラッキングを防ぐ」の機能のみだった。「Appからのトラッキング要求を許可」により、他のアプリでもクロスサイトトラッキングデバイスフィンガープリンティングなどの技術を用いた、複数サイトやアプリ間でのユーザー行動追跡計測やターゲティング広告表示がコントロールされるようになった。

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