ホワイトリスト方式

ホワイトリスト方式とは、安全が確認されたWebサイトやメールアドレスなどのデータベースを作成し、それ以外を遮断するセキュリティ手法のこと。Webサイトやメールアドレスのフィルタリングの一種。

リストの更新は少なく、未知のパターンでの攻撃などがあったとしても遮断されるため、比較的小さな管理コストで強固な防衛体制を作りやすい。ただし、ホワイトリストに指定する定義を明確にし、かつ対象を定期的に評価する必要がある。また柔軟な対応を取りにくいため、通常業務の自由度が失われる場合もある。

ホワイトリスト方式に対して、有害なWebサイトやスパムメールのデータベースを作成して、それを元に遮断、ブロックする方式をブラックリスト方式という。

URLフラグメント(フラグメント識別子)

URLフラグメント(URL fragment)とは、Webページなど情報リソース内の特定情報の場所を指定するために用いられる識別子である。「フラグメント識別子」「アンカー」とも呼ばれる。

URLの最も末尾に「#」を付け、対象の情報リソース(ページ)内のリンク先位置 (id属性) を指定する。目次からページ内の各見出しにリンクする際などに用いられる(ページ内リンク)。通常はサーバーに送信されず、ブラウザーなどのクライアント側がリクエストを処理する。

URLの形式

URLの形式においては、上図の「#table01」に該当する。URLの形式については「URL」を参照のこと。

トップレベルドメイン (TLD)

ドメイン名の階層構造

トップレベルドメイン(top-level domain, TLD)とは、ドメイン名の階層構造の最後のドット「.」の右側にあたる部分のこと。トップレベルドメインのほとんどは、ICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)におけるIANA(Internet Assigned Numbers Authority, インターネット番号割当機関)によって管理されている。

トップレベルドメインには以下のような種類がある。

  • ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)
    • スポンサー付きトップレベルドメイン(sTLD)
    • 新gTLD(New gTLD)
  • 国コードトップレベルドメイン(ccTLD)
  • インフラストラクチャ・トップレベルドメイン(Infrastructure TLD)

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ドメイン名

ドメイン名(domain name, ドメインネーム)とは、インターネット上のIPアドレスを識別しやすくするために付けられた識別名のこと。URLが「https://www.example.com/」であればドメイン名は「example.com」に該当する。

Webサイトやメールなどを運用するサーバーには住所であるIPアドレスが割り振られており、そのIPアドレスがDNSによってドメイン名に変換されている。

誤解されやすい「FQDN(完全修飾ドメイン名)」や「ホスト名」などと区別するために「ネイキッドドメイン」と呼ぶ場合もある。「トップレベルドメイン」「セカンドレベルドメイン」「サードレベルドメイン」のように階層別に管理され、他と重複のない一意のものである。

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FQDN(完全修飾ドメイン名)

FQDNとは、「fully qualified domain name」の略で、ホスト名とドメイン名をつなげた表記形式のこと。「完全修飾ドメイン名」「絶対ドメイン名」などとも呼ばれ、インターネット上の特定のサーバーを指定する文字列である。

URLにおけるホスト名「www」とドメイン名「example.com」を「.(ドット)」でつなげて「www.example.com.」と表記し、厳密には末尾に「.」を付与する。

文脈によって、FQDNのことを「ドメイン名」「ホスト名」と呼ぶことがある。文脈上「ホスト名」と「ドメイン名」を区別しなくても支障がない場合に、ホスト名とドメイン名をつなげたFQDNが「ドメイン名」「ホスト名」と呼ばれる。

URLの形式
▲URLの形式

詳しくは「URL」を参照のこと。

MTD (month-to-date, 月初来)

MTDとは、「month-to-date」の略で、その月の初日から同月のその時点(今月の初めから今日)までを表す英語である。つまり「月初来」のこと。主に財務会計などで、当月初日からその時点までの累計の金額を表す際などに用いる。「マンス・トゥ・デート」。

関連する表現として、年度の初日から今日までの「年初来」のことを「YTD (year-to-date)」という。

外集団均質化効果(外集団同質性バイアス)

外集団均質化効果(out-group homogeneity effect, 外集団同質性効果)もしくは外集団同質性バイアス(out-group homogeneity bias)とは、自分の所属する内集団には多様性があると認知するのに対し、所属していない外集団には均質でステレオタイプであると認識する心理的傾向のこと。

接触の頻度や有無にかかわらず、人種や性別年齢、政治的な意見のグループなどさまざまな集団間で、外集団を皆似通っているように捉えてしまう傾向があるというものである。

特定の集団に対する差別や社会問題は、外集団均質化効果が影響して固定概念が強化されることが原因ともいわれる。

書き入れ時

書き入れ時とは、商売などが忙しくて繁盛し、最も利益が期待できる時期のこと。読みは「かきいれどき」。「掻き入れ時」と書くのは誤り。

最も利益が上がるときだけでなく、単に商売が忙しいときや受注が集中する時期の意味でも用いられる。

「売れ行きが良いために帳簿の書き入れで忙しい時期」、もしくは「この時期は繁盛して大きな売上が期待できるので、その日を事前に帳簿に書き入れておく」というのが由来とされる。

イノベーション推進バイアス

イノベーション推進バイアス(pro-innovation bias)とは、新しい技術や発明、仕組みといったイノベーションは社会全体に普及するべきと過大評価してしまう心理的傾向のこと、あるいはそのような信念のこと。

イノベーションの中にはまだ欠陥や不備、脆弱性や限界などがあるにもかかわらず、それらを過小評価し、イノベーションの有効性に過剰に期待、極端に推進しようとするというものである。極端なイノベーターの思考ともいえる。

例えば、原子力が発明された後、その危険性を十分に検証しないまま、多くの科学者などが従来の電力に変わるものとしてその普及を推進した例が挙げられる。

プライスポイント(価格ポイント)

プライスポイント(price point)とは、カテゴリー内の商品の主要な販売価格であるプライスラインのうち、最も売れ筋の価格のこと。最も売れる価格であり、最も売りたい価格でもあるため、陳列量(フェース数)も最も多くなる。「価格ポイント」「値ごろ」ともいう。

一般的には同じカテゴリー内でプライスポイントは1つである。主要な顧客層の求める価格をプライスポイントに設定することで、購買意欲を喚起できる。たとえ同じ品揃えであっても、プライスポイントをプライスゾーンのどこに設定するかによって、顧客は割高感や割安感を感じ、顧客心理は変化する。

プライスゾーン(価格ゾーン)

プライスゾーン(price zone)とは、カテゴリー内商品の販売価格の上限と下限の範囲のこと。「価格ゾーン」「価格帯」ともいう。

同じカテゴリーの商品で2,980円、3,980円、4,980円の3つの価格(プライスライン)が設定されている場合、プライスゾーンは「2,980円から4,980円」ということになる。プライスゾーンの中の価格がプライスライン(価格ライン)である。

一般的には「低価格帯」「中価格帯」「高価格帯」「特別価格帯」というように、複数の価格帯を設けてプライスゾーンを構成させる。チェーンストアであれば、主要な顧客層の求める価格「プライスポイント」を中心にしてプライスゾーンを狭く絞ることで、より効果的、効率的に購買意欲を喚起できる。

プライスライン(価格ライン)

プライスライン(price line)とは、カテゴリー内の商品の主要な販売価格、またはその種類のこと。「価格ライン」ともいう。

同じカテゴリーの商品で2,980円、3,980円、4,980円の3つの価格が設定されている場合、その価格一つ一つをプライスラインという。この場合、3種類のプライスラインがあることになる。

プライスラインは、設定されたプライスゾーンの範囲内で展開する。一般的には、売れ筋の商品に対して消費者が購入しやすい主力プライスラインを設定し(プライスポイント)、その上下に補助プライスラインを設けて需要をカバーする。プライスラインが多すぎると、消費者は判断しにくくなる。

商品の販売価格をいくつかのプライスラインに絞り込み、消費者に選びやすくして購買意欲を喚起することを「プライスライン政策(price lining)」「価格ライン政策」「プライスライニング」という。

インフォマーシャル

インフォマーシャル(infomercial)とは、テレビショッピングの形式の一つで、長尺で情報量が多く訴求力のあるテレビCMや動画コンテンツのこと。インフォメーション (information) とコマーシャル(commercial)を合わせた造語である。一般的には尺の長さが60秒以上あり、長いものでは55分のものなどもある。15秒や30秒といった一般的なCMの時間的制約を受けることなく、多様な表現で商品を説明できるメリットがある。

欧米を中心とした海外では、通常のCMよりも時間をかけて1つの商品を紹介するという特徴がある。単に商品の情報を詳しく伝えるだけでなく、原料や製造工程のこだわり、消費者の体験談の紹介、商品を実際に使った様子なども内容に含まれる。

日本では、テレビショッピングの番組形式だけでなく、情報番組やバラエティ番組内の1コーナーとして設けたり、旅番組やグルメ番組の体裁を取ったり、生コマーシャルとして生放送形式で放送されたりなど、多くの種類がある。

選択のパラドックス

選択のパラドックス(the paradox of choice)とは、現代の自由主義の社会においては選択肢が多いほど人は不幸を感じやすくなるという心理作用のこと。「選択の自由のパラドックス」。

欧米社会では従来「選択肢が多いほど人は自由で幸せである」とされてきた。しかし、現代社会では選択肢が多くなると無力感を感じて選ぶのが難しくなり、選択した後も「他の選択肢の方が良かったのではないか」という後悔が残って満足を得にくい、というものである。選択の際にはより多くの時間が必要となり、他の有意義なことに費やせたはずの貴重な時間の消費も満足度を下げてしまう。

2004年にアメリカの心理学者バリー・シュワルツ(Barry Schwartz)が著書『The Paradox of Choice(なぜ選ぶたびに後悔するのか)』で発表した。翌年のTEDでの講演も話題になり、広く知られるようになった。

選択肢が少なかった頃は何も期待していなかったものが、選択肢が増えることで期待値は不用意に高まる一方で、実際に選択したものはその期待値には届かず満足を得られない「期待とは反対の状態(パラドックスの状態)」が起きる。

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POS(販売時点情報管理)

POSとは、「point of sale」の略で、販売時点情報管理のことである。小売店などにおいて、各商品の価格などの情報や販売実績情報を収集、管理する仕組み、もしくはそのシステムのこと。読みは「ポス」。「POSシステム」「POSレジ」「パソコンPOS」などのように用い、特に「POSシステム」「POSレジ」そのものを略して「POS」と呼ぶこともある。

「各商品がいつどのような価格でいくつ販売されたか」を管理し、それに基づいて売上の把握や在庫管理ができるため、マーケティングや経営には欠かせないものである。商品情報だけでなく、購入者の年齢層や性別、その日の天気なども管理するものもある。

FTW(for the win, ○○最高)

FTWとは、英単語の後ろや英語の文末で用いられる場合は「for the win」の略で、「絶対にそれ」「○○最高」「○○で決定、一番」「○○しか勝たん」という意味のインターネットスラングである。強く強調したいものや自信をもって主張したいものの後に付け加えて、それが最高で間違いないことを表す。ソーシャルメディアやオンラインゲーム、メッセンジャー、ショートメール(SMS)などで用いられる。

「Hamburger and beer FTW!」などのように用いる。

「FTW」よりもさらに強い表現として、「FTMFW」がある(「for the mother fucking win」の略)。

バックエンド

バックエンド(back-end)とは、プロセスの後部、最後の部分の工程のことを表す。

ITの領域では、ソフトウェアやシステム、サーバーにおいてフロントエンドからのリクエストに応じて処理を行う部分のことを指す。ユーザーと直接やりとりをしない部分、目に触れない部分であり、ユーザーが入力した情報のデータベースへの保存や計算、出力などを行う。クライアントサーバーモデルにおいて操作、処理する側である「サーバーサイド」と類似する。

マーケティングの領域においては、見込み顧客が顧客になった後に購入を期待する本命商品「バックエンド商材」の意味で用いられる。

バックエンドに対し、プロセスの前部、最初の部分の工程のことを、フロントエンドという。ITの領域では、ソフトウェアやシステムにおいてユーザーが閲覧や操作を目的として利用する部分のことを指す。ユーザーがソフトウェアやシステムと直接やりとりする部分であり、ユーザーはそこで情報を閲覧したり入力をしたりする。

フロントエンド

フロントエンド(front-end)とは、プロセスの前部、最初の部分の工程のことを表す。

ITの領域では、ソフトウェアやシステムにおいてユーザーが閲覧や操作を目的として利用する部分のことを指す。ユーザーがソフトウェアやシステムと直接やりとりする部分であり、ユーザーはそこで情報を閲覧したり入力をしたりする。クライアントサーバーモデルにおいて操作、処理される側である「クライアントサイド」と類似する。

マーケティングの領域においては、見込み客に向けた最初に購入する商品として準備する集客用商材「フロントエンド商材」の意味で用いられる。

フロントエンドに対し、プロセスの後部、最後の部分の工程のことを、バックエンドという。ITの領域では、ソフトウェアやシステムにおいてフロントエンドからのリクエストに応じて処理を行う部分のことを指す。ユーザーと直接やりとりをしない部分、目に触れない部分であり、ユーザーが入力した情報の保存や計算、出力などを行う。

ヘッドレスコマース

ヘッドレスコマース(headless commerce)とは、消費者とのタッチポイントであるフロントエンドと、受注や在庫管理、顧客管理などを行うバックエンドを切り離し、両者をAPIで連携したECのシステムアーキテクチャーのこと。

顧客体験側のフロントエンドとインフラ側のバックエンドを切り離して独立させることで、システム上の制限を取り払うことができる。そのため、例えば注文決済管理や商品管理、顧客管理、配送、CRMなどを変更することなく、販売チャネルを増加拡張でき、かつ相互の機能の自由度を担保、速いレスポンススピードなどを実現できる。

フロントエンドは「ヘッド(頭)」に該当し、フロントエンドがトレンドや技術の進歩で変化したとしても、独立したバックエンドとはAPI連携され、安定したECの運用基盤を維持できる。

従来のASP型ECプラットフォームなどでは、フロントエンドとバックエンドが一体型になった統合されたシステムであることが多く、カスタマイズや拡張性に制約が多い。ヘッドレスコマースでは、フロントエンドとバックエンドを自由にカスタマイズ、アップデートでき、より柔軟な顧客体験を提供できる。

ソーシャルプルーフ(社会的証明の原理)

ソーシャルプルーフ(social proof)とは、自分の判断よりも周囲からの評価の方が信頼性を持つように感じる心理的傾向のこと。「社会的証明(の原理)」ともいう。

周囲の人の方がこの状況下についてより詳しいはずだという仮定のもと、周囲の評価をもって自身の意見の妥当性を確認しようとするものである。特に自分の判断に自信が持てない場合や周囲に類似した環境の人がいる場合に、より多数の周囲の評価や意見に同調しやすくなる。

アリゾナ州立大学の心理学およびマーケティングの教授ロバート・B・チャルディーニ(Robert Beno Cialdini)が、1984年の著書『Influence: The Psychology of Persuasion(影響力の武器)』で提唱した。

例えば、長い行列ができている店舗を見た際に「あれだけの行列ができているということは、きっと良い店に違いない」と推測する心理的傾向が例として挙げられる。

メディアによる人気ランキング、ソーシャルメディアのいいね数やシェア数、ECサイトの商品レビュー、導入企業の事例紹介、著名人による推薦文などが、ソーシャルプルーフをマーケティングに利用した例である。

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