心理学に関するキーワード(59件)

不気味の谷

不気味の谷(uncanny valley)とは、人の容姿に似せた表現の忠実度を高めると、それまで抱いていた好印象からある時点で急激に不快に転じる現象のこと。マネキン、CGや3D映像、ロボットやVRなど、さまざまな領域で発生する心理現象である。静的なもの、動的なもののどちらでも発生 [……]

傍観者効果

傍観者効果(bystander effect, bystander apathy)とは、目の前で起きた他者を救助すべき状況において、周囲に自分以外の多くの人がいることによって対処する行動が抑制される集団心理現象のこと。傍観者が多いほどその心理現象は強くなる。 傍観者効果が生じる要 [……]

多数派同調バイアス(集団同調性バイアス)

多数派同調バイアス(majority synching bias)とは、どのように行動してよいか迷ったときに周囲の人と同じ行動を取ることが安全と判断する心理傾向のこと。認知バイアスの一つ。「集団同調性バイアス」ともいう。 「多くの人がそう考えたり行動したりするのであれば、それが正 [……]

ウィンザー効果

ウィンザー効果(Windsor effect)とは、本人や提供者から発信される情報よりも、第三者が発信して間接的に伝わる情報の方が信頼性が高まるという心理的傾向のこと。商品や店舗の口コミやレビュー、友人の感想の方が、メーカーや運営元といった当事者による情報よりも消費者に重視される [……]

内集団バイアス(内集団ひいき)

内集団バイアス(in-group favoritism, in-group bias)とは、自分が所属する集団(内集団)のメンバーに対して肯定的に評価したり好意的な態度を示したりする心理的傾向のこと。自分が所属しない集団(外集団)の人よりも、内集団の人をより高く評価したり優遇した [……]

エンハンシング効果

エンハンシング効果(enhancing effect)とは、報酬やご褒美といった外発的動機付けによって内発的動機付けが高まり、モチベーションが増加する心理現象のこと。 一般的には、相手に対して賞賛の言葉をかけることで相手のやる気が高まり、良い結果や成績を残しやすいという事例が知ら [……]

スポットライト効果

スポットライト効果(spotlight effect)とは、自分が実際よりも注目されていると錯覚してしまう現象のこと。常に自分にスポットライトが当たって欠点や過ちが強調され、多くの人に注目されていると過剰に意識してしまうというもの。自分が他人に与える影響を過大評価してしまい、他人 [……]

アンダーマイニング効果

アンダーマイニング効果(undermining effect)とは、内発的に動機付けられた自発的な行動に対して、報酬やご褒美といった外発的動機付けを提示することでかえってモチベーションが減少してしまう心理現象のこと。 自発的に行為を行っているときには内発的に動機付けられるが、外部 [……]

成果バイアス

成果バイアス(outcome bias)とは、過去の出来事の過程にかかわらず、その出来事の結果を過度に強調して評価してしまう心理的傾向のこと。特に良い結果よりも悪い結果が起きた場合に、結果のみを強調して倫理的な非難が起こるのは成果バイアスによるものである。 結果を知った後にそれが [……]

ナイチンゲール症候群

ナイチンゲール症候群(Florence Nightingale Effect)とは、看護師など医療機関にて世話をする者が世話される側の患者に対して恋愛感情を抱く現象や状況のこと。「ナイチンゲール効果」ともいう。 通常の医療業務を行い特別な感情は本来無いにもかかわらず、自身による患 [……]

後知恵バイアス

後知恵バイアス(hindsight bias)とは、物事が起きる前よりもその結果を知った後の方が、それが予測可能だったと考えてしまう心理的傾向のこと。認知バイアスの一種。読みは「あとぢえバイアス」。 物事の結果を知ってから「そうなると思っていた」と結果論を主張するなど錯覚してしま [……]

カリギュラ効果

カリギュラ効果とは、禁止されるとかえって興味関心を強く引き、禁止に背く行動をしてしまう心理効果のこと。例えば「閲覧禁止」と言われるとかえって見たくなるといった心理現象が挙げられる。日本固有の表現である。 行動や選択の自由を制限、侵害された際に、反発した態度をとって自由を回復しよう [……]

バナー・ブラインドネス

バナー・ブラインドネス(banner blindness)とは、ユーザーがWebサイトに掲示されている「バナー広告」もしくは「バナー広告に類似した画像情報」を無意識のうちに無視する現象のこと。広告であることを理由に無視しているのではなく、画像に広告的なデザイン要素が含まれるとその [……]

多元的無知

多元的無知(pluralistic ignorance)とは、多くの人がある特定の価値観や意見を受け入れていないにもかかわらず、「自分以外の人たちはそれを受け入れている」と誤って思ってしまう状況のこと。「自分はそう思っていないが、様々な考えがある中で多くの人がそう思っているのなら [……]

チアリーダー効果

チアリーダー効果(Cheerleader Effect)とは、女性を前にすると男性の行動が無意識に積極的になったり大胆になったりすること。魅力的な女性の視線や声援を受けたり、その人のことを意識したり考えたりすると、男性の行動はポジティブに変化するというもの。 別の意味として、集団 [……]

JOMO (joy of missing out)

JOMOとは、「joy of missing out」の略で、常にインターネットやソーシャルメディアに接続したりつながったりしていなければならないという不安から解放され、いま目の前のことを楽しみ、自分を取り戻そうとすること。「取り残されることの喜び」といった意味の英語の略語。読み [……]

MOMO (mystery of missing out)

MOMOとは、「mystery of missing out」の略で、友人がソーシャルメディアで何も投稿していないことで、自分に対して隠し事や知らせたくない体験をしているのではないかといった妄想を広げたり、そこから不安になったりする状態のこと。「取り残される謎」といった意味の英語 [……]

FOMO (fear of missing out)

FOMOとは、「fear of missing out」の略で、自分が知らない間に何か楽しいことがあったのではないか、大きなニュースを見逃しているのではないか、と気になって落ち着かない状態のこと。「何かを見逃すことへの不安、取り残されることへの恐れ」といった意味の英語の略語である [……]

ナッジ

ナッジ(nudge)とは、強制や金銭的インセンティブなどによってではなく、自発的に特定の行動を促す手法や仕掛けのこと、あるいはその理論のこと。 行動科学の知見に基づき、人々が社会的に、環境的に、あるいは自身の健康や人生にとってより良い行動を自発的に選択するよう促すことができる。合 [……]

現状維持バイアス

現状維持バイアスとは、変化や未知のものを避けて現状維持を望む心理作用のこと。現状から未経験のものへの変化を「安定の損失」と認識し、現在の状況に固執してしまうこと。 提示された変化にメリットとデメリットがある際、現状得られている利益よりも変化による損失から得る苦痛の方が大きいと判断 [……]

新近効果(終末効果)

新近効果(Recency Effect)とは、最後に与えられた情報や直前に与えられた情報が印象に残り、評価に影響を及ぼす現象のこと。「新近性効果」「終末効果」とも呼ばれる。より直近の新しい記憶の方が再生率が良い状態である。 アメリカの心理学者ノーマン・H・アンダーソンが1976年 [……]

初頭効果

初頭効果(Primacy Effect)とは、最初に与えられた情報が印象に残り、後の評価に影響を及ぼす現象のこと。人物や物事の第一印象が長期間に渡って残るのは、初頭効果の影響である。情報を並列に扱った場合に起こりやすいとされる。 1946年にポーランド出身の心理学者ソロモン・アッ [……]

ベビーフェイス効果

ベビーフェイス効果とは、赤ちゃん顔の特徴をもつ人やモノには、大人顔の人やモノよりも無邪気で正直、純粋無垢であるといった好感を抱きやすい現象のこと。ハロー効果の一つ。あらゆる年齢層や文化において見られ、人以外の哺乳類にもその傾向が見られる。 赤ちゃん顔の特徴には次のようなものが挙げ [……]

プロスペクト理論

プロスペクト理論(Prospect theory)とは、人の意志決定は想定される損失の度合いによって変化し、利益を得るときの幸せよりも損失の痛みの方を大きく感じ、損失が大きいと判断した際に非合理的で感情的な判断を行いやすいという認知バイアスを取り入れた意志決定モデルのこと。行動経 [……]

正常性バイアス(恒常性バイアス)

正常性バイアスとは、異常事態に直面していながら「自分は大丈夫だろう」「たいしたことにはならない」「きっと安全だろう」と正常の範囲内であると考えて、心の平静を保とうとする心理傾向、認知バイアスの一つ。「恒常性バイアス」「正常化の偏見」。 人間が生きていく上で必要な心の働きである一方 [……]

リフレーミング

リフレーミングとは、物事をこれまでとは違う視点や枠組みで見ること。あるいは、そうすることによって気分や感情に変化が生じること。 これまでの考え方とは異なるアプローチをしたり、視点や解釈を変えたりすることで、心理的な受け止め方に変化を与えてよりポジティブな感情にすることを目的とする [……]

アンダードッグ効果(負け犬効果)

アンダードッグ効果(underdog effect)とは、事前の予測で劣勢だったり不利だったりという情報が流れることで、同情によって応援や支援が増加する効果のこと。「アンダードッグ(underdog)」とは「負け犬、弱者」のことで、「負け犬効果」「判官びいき効果」とも言う。 同情 [……]

心理的安全性

心理的安全性とは、対人関係において自分の言動が他者にどう認知されるか、どう影響を与えるかを強く意識することなく、自分らしく素直に行動できる状態や環境、雰囲気のこと。サイコロジカル・セーフティ(psychological safety)。 他者から無知、無能、邪魔、ネガティブととら [……]

プライミング効果

プライミング効果とは、先に受けた刺激が無意識にその後の考え方や行動に影響を及ぼす心理学的な効果、現象のこと。先に受ける刺激を「プライマー」「プライム」「プライム刺激」、後に影響を受ける刺激を「ターゲット」と呼ぶ。 例えば、事前に情報を得ておくと、その後の判断が迅速になったり記憶し [……]

画像優位性効果

画像優位性効果とは、文字や言葉よりも画像を含む情報伝達の方がより記憶に残りやすい現象のこと。心理学では「Picture Superiority Effect (PSE)」と呼ばれる。画像の優位性。 文字や言葉だけによるプレゼンテーションよりも、画像や写真を加えたプレゼンテーション [……]