心理学に関するキーワード(91件)

デフォルト効果

デフォルト効果(default effect)とは、人間の意思決定や選択が最初に設定されている初期値(デフォルト)に影響されるという心理的傾向のこと。変える必要のないものに対して思考エネルギーの消費を回避しようとしたり、現状からの変化を「安定の損失」と認識したりする「現状維持バイ [……]

気分一致効果

気分一致効果(mood-congruent effect, mood-congruency effect)とは、特定の感情状態と一致する感情的な記憶の想起が促進される心理的現象のこと。そのときの気分が思考に影響を与えるというものである。 ポジティブな気分のときには楽しかった出来事 [……]

ゼロサム思考(ゼロサム・バイアス)

ゼロサム思考(zero-sum thinking)とは、物事を白黒(0か100か)で判断したり選択肢を極端な2択に絞り込んだりしてしまう思考のこと。「ゼロサム・バイアス (zero-sum bias)」。 経済学の「ゼロサム」の概念から「社会関係もゼロサムゲームである」と極端に解 [……]

ピグマリオン効果(ローゼンタール効果)

ピグマリオン効果(Pygmalion effect)とは、他者からの期待値が高いほど成績が向上するという心理的現象のこと。教師が生徒に期待をかけるとそれに応じて生徒の成績が伸びる、といった例が挙げられる。 1964年にアメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタール(Robert [……]

パレイドリア現象

パレイドリア(pareidolia)もしくはパレイドリア現象とは、視覚や聴覚で得た対象を実際とは異なる別の既知のものとして認知、解釈してしまう現象のこと。雲の形が人の顔や動物の姿に見えたり、動物の鳴き声の一部が人間の話す言葉と同じに聞こえたりする現象などが例として挙げられる。「パ [……]

ディドロ効果

ディドロ効果(Diderot effect)とは、これまでの生活環境になかった「理想的な価値」を持つ新たなものを手に入れた際、その新たな価値に合うような関連するもので統一しようとする心理的傾向のこと。 人は自分のアイデンティティに沿って商品を購入し、見た目や雰囲気を統一し、また自 [……]

スリーパー効果

スリーパー効果(sleeper effect)とは、情報の信憑性や信頼性が当初は低かったものの、時間の経過とともにその信頼性が高まる現象のこと。また当初は信頼性の高かった情報が、時間の経過とともに信頼性が低下する現象も該当する。 時間の経過に伴い発信者への信頼性と情報の信頼性が切 [……]

カチッサー効果

カチッサー効果(automaticity)とは、ある働きかけの道理が適切で正当なものであるかどうかにかかわらず、そのきっかけによって人が無意識に反応してしまう心理的現象、原理のこと。 もっともらしい理由に聞こえる言葉があれば、実際には適切な理由が提示されていなくても要求に応じるこ [……]

ダブルバインド(二重拘束)

ダブルバインド(double bind)とは、2つ以上の矛盾するメッセージにより精神的な束縛を受けたりストレスを抱えたりするようなコミュニケーションの状況のこと。「二重拘束」ともいう。 「わからないことはなんでも聞きなさい」と言う一方で、質問に対して「そんなこともわからないのか、 [……]

ヴェブレン効果(顕示効果)

ヴェブレン効果(Veblen effect, ベブレン効果)とは、製品の価格が高いほど見せびらかしたい心理が働き、需要が増加する現象のこと。「顕示効果」ともいう。高所得者を中心とした消費者による顕示的消費の一つである。 また、そのように価格が高くなるほど需要が増加する高級品を「ヴ [……]

ストループ効果

ストループ効果(Stroop effect)とは、整合性がとれない2つの情報を同時に提示されたとき、両者が干渉し合って理解するまでに時間が多くかかる心理的現象のこと。赤色のペンで「黒」と書かれて文字色と文字の意味が一致していないとき、文字色を答えるのに時間を要する現象が例として挙 [……]

クレショフ効果

クレショフ効果(Kuleshov effect)とは、無関係で脈絡がないはずの複数の画像や映像を連続して見ると、人は無意識にそれらを関連付けて解釈してしまう心理的現象のこと。 複数の断片的な映像を組み合わせて連続したシーン(シーケンス)を作り、観客に違和感を感じさせずに独自の意味 [……]

認知的不協和理論(フェスティンガーの認知的不協和理論)

認知的不協和理論(cognitive dissonance)とは、人は2つの矛盾した考えや価値観を同時に抱えると不快な状態になり(認知的不協和の状態)、矛盾する考えの一つを変更したり自身の行動を変更したりして不快感を低減し安定した精神状態に戻そうとする心理的傾向のこと。1957年 [……]

ツァイガルニク効果(ゼイガルニク効果)

ツァイガルニク効果(Zeigarnik effect, ゼイガルニク効果)とは、達成できなかったことや中断していることの方が、達成や完了したことよりも強く人の記憶に残るという心理的現象のこと。人は目標に向かっているときは緊張してそれが持続し、目標を達成すると緊張を解消するため、目 [……]

返報性の原理

返報性の原理(norm of reciprocity)とは、相手が自分にしてくれたことに対して、自分も同じようにお返しをしなければならないと思う心理的傾向のこと。相手から施しや好意を示されたとき、そのままでは心理的に居心地が悪く罪悪感を感じてお返しをしなければ申し訳ないと考えたり [……]

ゴルディロックスの原理(松竹梅の法則)

ゴルディロックスの原理(Goldilocks principle)とは、過度すぎず不足すぎない、一定の範囲内の「中間のほどよい状態」を意味する概念のこと。 イギリスの童謡『3匹の熊(Goldilocks and the Three Bears)』にて、小さな女の子ゴルディロックス [……]

マジカルナンバー7±2(ミラーの法則)

マジカルナンバーとは、人間が瞬間的に保持できる情報の数は「7±2」であるとするもの。アメリカのハーバード大学の心理学者、ジョージ・ミラー教授(George Armitage Miller)による1956年の論文「The Magical number seven, plus or [……]

バーナム効果(フォアラー効果)

バーナム効果(Barnum effect)、もしくはフォアラー効果(Forer effect)とは、誰にでも当てはまるような一般的な性格や特徴を表した記述に対して、自分に当てはまる内容だと思い込んでしまう心理的現象のこと。星占いや血液型占い、心理テストなどにおいて、この効果を多く [……]

奇数の法則

奇数の法則とは、「奇数の数字の方が偶数よりも注目度が向上したり、心地よく感じたりする効果がある」とするもの。 Outbrain社とHubSpot社による2011年の調査によれば、数字を含む記事見出しのリンクは数字を含まない見出しのリンクの2倍のクリック率があり、さらに奇数を含む見 [……]

デブリーフィング

デブリーフィング(debriefing)とは、リサーチの領域においてはインタビューや定性調査などの終了直後に行われる報告、あるいは報告会のこと。非公式なもの、あるいは口頭で行われるものもある。インタビュアーやモデレーターと観察者、クライアントなどが、それぞれの気付きや意見を交換し [……]

偽の合意効果(フォールス・コンセンサス効果)

偽の合意効果(ぎのごういこうか)とは、自分の考え方や行動が正当あるいは多数派で、他の人も同じ意見のはずだと錯覚する心理的傾向のこと。認知バイアスの一つ。他の多くの人との合意(コンセンサス)を得ていると錯覚していることに由来する。「フォールス・コンセンサス効果(false cons [……]

保有効果(授かり効果)

保有効果(endowment effect)とは、対象のものを取得する際の支払意思額(Willingness to Pay, WTP)よりも、その対象物を手放す際の価値(受け取り意思額, Willingness to Accept, WTA)の方を大きいと感じ手放したがらない現象 [……]

セルフハンディキャッピング

セルフハンディキャッピング(self-handicapping)とは、自身の行動の失敗が予測されるときに、言い訳ができるような外的条件を事前に積極的に準備し、自尊心や自分の能力に関するイメージを守ろうとすること。あらかじめ自身にハンディキャップを課したりそう主張したりして、失敗し [……]

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)

アンコンシャス・バイアス(unconscious bias)とは、無意識なものの見方の偏り、ゆがみのこと。人間が過去の経験や知識、習慣や価値観を基にして認知や判断を行う際に、素早く判断できるよう機能する重要な役割の一つである。「無意識の偏見」などと訳される。2000年前後から注目 [……]

外集団均質化効果(外集団同質性バイアス)

外集団均質化効果(out-group homogeneity effect, 外集団同質性効果)もしくは外集団同質性バイアス(out-group homogeneity bias)とは、自分の所属する内集団には多様性があると認知するのに対し、所属していない外集団には均質でステレオ [……]

イノベーション推進バイアス

イノベーション推進バイアス(pro-innovation bias)とは、新しい技術や発明、仕組みといったイノベーションは社会全体に普及するべきと過大評価してしまう心理的傾向のこと、あるいはそのような信念のこと。 イノベーションの中にはまだ欠陥や不備、脆弱性や限界などがあるにもか [……]

選択のパラドックス

選択のパラドックス(the paradox of choice)とは、現代の自由主義の社会においては選択肢が多いほど人は不幸を感じやすくなるという心理作用のこと。「選択の自由のパラドックス」。 欧米社会では従来「選択肢が多いほど人は自由で幸せである」とされてきた。しかし、現代社会 [……]

ソーシャルプルーフ(社会的証明の原理)

ソーシャルプルーフ(social proof)とは、自分の判断よりも周囲からの評価の方が信頼性をもつように感じる心理的傾向のこと。「社会的証明(の原理)」ともいう。 周囲の人の方がこの状況下についてより詳しいはずだという仮定のもと、周囲の評価をもって自身の意見の妥当性を確認しよう [……]

センターステージ効果

センターステージ効果(center stage effect)とは、複数の選択肢で構成されたラインナップを提示されたとき、人は中央にあるものを選択する傾向があるという現象のこと。並べられた選択肢が類似の性質を持っている場合に起きる。中央という注目度の高い位置にあるからというよりも [……]

系列位置効果

系列位置効果(serial-position effect)とは、一連の情報を記憶して思い出す際、最初と最後の項目は最も記憶しているが、中間の項目は忘れやすいという傾向のこと。一連の情報の項目の位置によって記憶の想起に差が出るというものである。19世紀に忘却曲線を発見したドイツの [……]