心理学に関するキーワード(92件)

心理的安全性

心理的安全性とは、対人関係において自分の言動が他者にどう認知されるか、どう影響を与えるかを強く意識することなく、自分らしく素直に行動できる状態や環境、雰囲気のこと。サイコロジカル・セーフティ(psychological safety)。 他者から無知、無能、邪魔、ネガティブととら [……]

端数価格

端数価格とは、198円や980円のように端数をつけて消費者に安さを印象づける価格のこと。200円や1000円といった切りの良い値段よりも安く感じさせることで、消費者の購買意欲を高めるという心理的価格の一つ。そのような心理的効果を「端数価格効果」「端数効果」と呼ぶこともある。 例え [……]

プライミング効果

プライミング効果(priming effect)とは、先に受けた刺激が無意識にその後の考え方や行動に影響を及ぼす心理学的な効果、現象のこと。先に受ける刺激を「プライマー」「プライム」「プライム刺激」、後に影響を受ける刺激を「ターゲット」と呼ぶ。 例えば、事前に情報を得ておくと、そ [……]

画像優位性効果

画像優位性効果とは、文字や言葉よりも画像を含む情報伝達の方がより記憶に残りやすい現象のこと。心理学では「Picture Superiority Effect (PSE)」と呼ばれる。画像の優位性。 文字や言葉だけによるプレゼンテーションよりも、画像や写真を加えたプレゼンテーション [……]

ダニング=クルーガー効果

ダニング=クルーガー効果(Dunning–Kruger effect)とは、能力や成績が低い人ほど自らのそれに対して過大評価を行い、自信にあふれるという認知バイアスのこと。自身の能力の客観的な認識(メタ認知)ができないことによって生じる。一方、能力や成績が高い人ほど自らのレベルを [……]

プラシーボ

プラシーボ(placebo)とは、形や色、味、香り、硬度などは本物の薬とほぼ同一ながら、薬としての成分を含まない「偽薬」のこと。薬理学的な効果はない。プラセボ。 プラシーボは、本物の薬の治療効果を明らかにするための比較対照薬として利用されることが多い。 また、プラシーボ(偽薬)を [……]

割れ窓理論(ブロークン・ウィンドウ理論)

割れ窓理論(ブロークン・ウィンドウ理論)とは、建物の窓ガラスが割れているのを放置しておくと、適切に管理されていないと思われて、他の窓もすべて割られたり、その地域に犯罪が多発したりするようになるという、環境犯罪学の理論のこと。アメリカの心理学者ジョージ・ケリングが提唱した。 軽微な [……]

ハロー効果(後光効果, 光背効果)

ハロー効果(halo effect)とは、人物や物事を評価する際に、非常に顕著で目立つ特徴に引きずられて他の特徴への評価が影響を受けること。「後光効果」「光背効果」ともいう。認知バイアスの一つ。仏像など聖人の背後もしくは頭上にある光輪に由来する。 目立って優れた特徴があれば他の特 [……]

ダークパターン

ダークパターン(dark pattern)とは、ユーザーにわからないように故意にだます目的で作られたユーザーインターフェース(UI)やそのデザインのこと。ユーザーが誤解をしたり、意図せず商品購入やコンバージョンに至ったりしてしまい、そのキャンセルも困難だったりするものである。 ユ [……]

ピーク・エンドの法則

ピーク・エンドの法則(peak–end rule)とは、ある出来事を経験した際に、人は感情のピーク(最高潮)とその出来事のエンド(終了時)で、経験の全体を判断するという法則のこと。その出来事の印象を決定づけているのは「一番印象的なシーン」と「一番最後のシーン」である、という考え方 [……]

シャルパンティエ効果(大きさ重さの錯覚)

シャルパンティエ効果(Charpentier effect)とは、同じ重量の物体を比較した際に、視覚的に大きく見える物の方をより軽く、視覚的に小さく見える物の方をより重いと錯覚してしまう現象のこと。「大きさ、重さの錯覚(size-weight illusion)」ともいう。 例え [……]

カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果(cocktail party effect)とは、たくさんの人が談笑しているパーティーのような中で、会話や雑音の中からでも「自分が関係していること」「自分が興味のある内容」をきちんと聞き取れる現象のこと。音声情報を無意識に選択して聞き取る「音声の選択的聴取 [……]

サバンナ効果

サバンナ効果とは、入り口付近よりも空間の奥の方の照明を明るくすることで、人が安心感を感じて奥に進むという心理的効果のこと。人は暗い所から明るい所へは引き寄せられ、明るい所から暗い所には入りにくい習性があり、それを利用している。 暗い森の中で迷った人が、森の外に広がる太陽の光を浴び [……]

イケア効果

イケア効果(IKEA effect)とは、自分が作ったものや関与したプロジェクトに対して、その価値を過大評価する心理効果のこと。人は手間をかけることで思いや愛着が強まり、自分のみならず他人にとっても高い価値を持つものと錯覚する効果がある。 自分が全面的に関与したり、うまくいったも [……]

コンプレックス商材

コンプレックス商材とは、ダイエットや薄毛治療、美容、整形といった人間が抱えるコンプレックスや劣等感に訴求する商材、サービスのこと。「痩せたい」「モテたい」「きれいになりたい」といった消費者の欲求、感情を解消することを謳っている。悩み解決型商材。 対象のコンプレックスや感情を解消す [……]

ホモフィリー

ホモフィリー(Homophily)とは、同じような属性や価値観を持つ人とつながろうとする人間の傾向のこと。ソーシャルネットワーク研究の基本的な考えの一つで、同質性とも呼ばれる。「類は友を呼ぶ」「似たもの同士」。 人は同じ属性の相手に親近感を持ちやすく、またホモフィリーの相手から影 [……]

ラストストロー現象

ラストストロー現象とは、「もう少しがんばれる」などとギリギリまで耐えていたものの、些細なことが発端で急に我慢に耐えられなくなり、精神的な落ち着きを失ったり感情の暴発を招いたりしてしまうこと。ラストストロー症候群。 我慢強いラクダが、背中に積まれていく藁(straw)にずっと耐えて [……]

高関与商材

高関与商材とは、購買時に比較検討といった消費者の思考が多く関与する商材のこと。耐久消費財、専門性の高い趣味や嗜好品、買い回り品などが該当する。 一般的には高額な商品が多い。 高関与商材は長期間に渡って利用するものが多く、購入時にはこだわりを持って選ぶため、比較検討の期間が長く、ま [……]

単純接触効果(ザイアンスの法則)

単純接触効果とは、何度も繰り返し接触することで警戒心が薄れ、好感度や評価が高まる効果のこと。1968年にアメリカの心理学者ロバート・ザイアンス(Robert Zajonc)が発表し、「ザイアンスの法則(ザイオンスの法則, Zajonc effect)」「ザイオンス効果」とも呼ばれ [……]

エコーチェンバー現象

エコーチェンバー現象とは、意見や思想や情報などが、価値観の近い者同士のコミュニティでやりとりされることでより増幅、強化される現象のこと。特定の情報や意見、信念だけが正しいかのように増幅され、他の情報や意見がかき消されてしまう状態である。 情報環境の同質化とコミュニティの分断を招き [……]

コンコルド効果(コンコルド錯誤)

コンコルド効果(Concorde effect, Concorde fallacy)とは、ある対象へのサンクコスト(埋没費用)がその後の意志決定に影響を与えて、損失し続けるとわかっていながら無駄な投資がやめられない状態のこと。サンクコストが大きいほど元をとろうとする心理が働き、合 [……]

post-truth(ポスト真実)

post-truthとは、オックスフォード英語辞典によれば、「世論を形成する際に、客観的な事実よりも個人の感情や信条へのアピールの方がより影響力がある状況」のこと。日本語では「ポスト真実」と訳される。 2010年代以降のソーシャルメディアの普及に伴い、事実か否かよりも感情的に納得 [……]

低関与商材

低関与商材(低関与商品)とは、消費者の思考が購買にあまり関与しない商材のこと。洗剤やトイレットペーパーといった生活消費財、スナック菓子や飲料水、ジュースといった食品など、性能や品質に大差がないものが該当する。一般的には低価格の商品が多い。 低関与商材は「どれを購入してもあまり大差 [……]

エボークト・セット

エボークト・セット(Evoked Set)とは、消費者が購買行動の前に購入検討の対象として頭の中に思い出すブランドの組み合わせのこと。「想起集合」「喚起集合」「イボークト・セット」とも呼ばれる。 通常は3個~5個程度が含まれる。 消費者の頭の中には、いままでの購入経験から買っても [……]

スノッブ効果

スノッブ効果(snob effect)とは、人と同じものは消費したくない、他人とは違うユニークで珍しいものがほしいという心理から、入手困難なほど需要が増加する効果のこと。スノッブは、上品ぶったり教養があるように見せかけて大衆よりも優れていることをアピールするような人のことである。 [……]

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果(bandwagon effect)とは、ある製品が多くの人に受け入れられていたり、流行しているという情報が流れたりすることで、その製品への安心や満足感、支持が増加する効果のこと。「バンドワゴン」とは行列の先頭の楽隊車のことを指す。群集心理における同調現象のひとつ [……]

フォッグ式消費者行動モデル

フォッグ式消費者行動モデル(フォグ式消費者行動モデル:The Fogg Behavior Model)は、スタンフォード大学のBJフォッグ氏が提唱する理論である。人の行動は以下の3つの要素に起因し、「B=MAT」という公式で表されるとしている。 十分なモチベーション(Motiva [……]

アンカリング効果

アンカリング効果(anchoring effect)とは、判断や予測が難しいときに最初に接した目安の数字や価格、特定の情報が判断に大きく影響する心理現象のこと。認知バイアスの一つ。アンカー効果。 情報が十分にそろっていないとき、最初に接した数値や情報が印象に残って判断基準にバイア [……]

希少性の法則

希少性の法則(principle of scarcity)もしくは希少性の原理とは、供給が需要よりも少ない場合に商品やサービスの価値が生まれるという経済的原理の一つである。供給が少なく需要が多い商品の価格は上昇することがあるという、需要と供給の不均衡な状態の原理である。どこでも入 [……]

フレーミング効果

フレーミング効果(framing effect)とは、複数の選択肢から意志決定や判断をする際に、絶対的評価ではなく、そのときの心的構成(フレーミング)や質問提示のされ方によって、意志決定が異なる現象のこと。 例えば、著名なバイオリニストがコンサートホールで演奏すれば高価なチケット [……]